次世代新型コロナ経口治療薬S-892216 国内P1試験開始 塩野義製薬

 塩野義製薬は17日、次世代新型コロナ経口治療薬候補S-892216について、国内P1試験を開始し、本日初回投与を行ったと発表した。現状、初回投与後の安全性上の懸念は確認されていない。
 S-892216は、同社が次世代新型コロナ経口抗ウイルス薬として創製した3CLプロテアーゼ阻害薬である。非臨床試験では、優れた抗ウイルス効果が確認されており、現時点で安全性に関する大きな懸念は認められていない。
 国内P1試験では、健康成人を対象にS-892216服用時の体内動態、安全性、忍容性の確認を行う。
 なお、同研究開発は、日本医療研究開発機構(Japan Agency for Medical Research and Development: AMED)の新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業による支援を受けている。
 新型コロナ感染症は、これまで変異株の発生を一因として、グローバルにおいて感染拡大を引き起こしてきた。現在は、各国政府によるワクチン接種の推進やオミクロン株への置き換わりにより、感染者の重症化率が低下してきているため、グローバルでの混乱が収束に向かいつつある。
 一方で、今なおウイルスの変異を繰り返し、世界中の多くの人々の健康や生活に影響を与え続けていることから、有効で安全な治療薬の開発が引き続き求められている。

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