2023年12月期第1四半期の営業外収益などを計上 アンジェス

 アンジェスは12日、2023 年12月期第1四半期連結累計期間(2023年1月1日~3月31日)における営業外収益及び営業外費用並びに特別損失の計上を発表した。
 営業外収益の計上では、共同開発契約を締結しているカナダのバイオ医薬品企業Vasomune Therapeuticsが、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を標的とする同社の主要な候補薬であるAV-001 の継続的な開発のため、カナダ政府及び米国国防総省より補助金を獲得し、当社開発費用の分担に応じて受領した補助金を補助金収入として3206万6000円を計上した。
 為替差益は、外国為替相場の変動により、主に米ドル建てによる外貨預金及び関係会社への外貨貸付金で評価替えを行ったことにより為替差益1億0360万4000円を計上した。
 投資事業組合運用益は、アンジェスが出資している投資事業有限責任組合の投資運用益発生により投資事業組合運用益を651万1000円計上した。
 営業外費用の計上では、新株予約権の行使に伴う登録免許税および証券代行手数料の発生等により、株式交付費を550万5000円計上した。
 特別損失の計上については、同社が保有する投資有価証券について、簿価に比べて時価が著しく下落したため、減損処理による投資有価証券評価損111万7000円を計上した。

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