ローソンと協働してIBD患者に寄り添う疾患啓発活動推進 武田薬品

 武田薬品は12日、 炎症性腸疾患(IBD)患者に貢献すべく、世界IBDデー(5月19日)に合わせてローソンと共にさまざまな疾患啓発の取り組みを実施すると発表した。
 武田薬品は、トイレの重要性について考えるきっかけづくりとしてローソンが展開しているアートトイレの取り組みに共感し、今回、びローソンと共にIBDの疾患啓発活動を実施することとなったもの。
 IBDは腸を中心とする消化管粘膜に炎症が生じる疾患で、主に10代~20代で多く発症することが知られている。主な症状は下痢や血便、腹痛などで、患者さんの多くは頻繁にトイレに行く必要があったり、入退院を繰り返すことで日常生活に大きな影響を受けている。
 一方で、IBDは症状が見た目には分かりづらく、患者がどのようなことで困っているのか周囲の方に伝わりにくい疾患だ。
 武田薬品は、IBDの疾患特性やIBD患者の悩みを少しでも多くの人に認知してもらうことで、IBD患者がより暮らしやすい社会の実現につながると考えており、世界IBDデーに合わせて、5月16日~19日の期間に、ローソンと共に次の3つの取り組みを通して疾患啓発を実施する。

1、POSレジディスプレイ画面において「世界IBDデー」を周知

場所:全国のローソンの店舗
内容:5月19日が「世界IBDデー」であることを紹介するため、POSレジ画面において世界IBDデーに関する情報を掲載する。IBD啓発活動のシンボルであるパープルリボンは武田薬品の従業員の顔で構成されている。

2、IBD患者の気持ちを理解する啓発ポスターの掲示

場所:ローソンとして今回新たにアートトイレを展開する札幌市内の2店舗、既にアートトイレを展開している東京都・神奈川県内の3店舗
内容:武田薬品が製作した、IBD患者さんの気持ちを表現したポスターを掲示する。

3、世界IBDデー啓発シールの貼付

場所:ローソンとして今回新たにアートトイレを展開する札幌市内の2店舗、既にアートトイレを展開している東京都・神奈川県内の3店舗
内容:5月19日が「世界IBDデー」であることを紹介するため、従業員の名札にパープルリボンが描かれたシールを貼付する。

 なお、今回啓発ポスターの掲示と世界IBDデー啓発シールの貼付を実施する5店舗は、次の通り。

ローソン札幌北20条東店(北海道札幌市東区北20条東6-2-1)
ローソン札幌北26条東店(北海道札幌市東区北26条東19-2-1)
ローソン中央晴海三丁目店(東京都中央区晴海3-3-3)
ローソン馬車道店(神奈川県横浜市中区相生町5-81)
ローソンダイワロイネットホテル横浜公園店(神奈川県横浜市中区山下町204-1)

 武田薬品は、引き続きIBD疾患を認知してもらう取り組みを継続して実施し、IBD患者にとって最適な社会づくりを目指していく。

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