2023年度 SHIONOGIグループ入社式で手代木会長兼社長CEOがメッセージ塩野義製薬

 塩野義製薬は3日、2023年度 SHIONOGIグループ入社式を開催し、手代木功代表取締役会長兼社長CEOが新入社員に向けて次のメッセージを贈った。

 本日は、SHIONOGIグループが一体となって成長を目指すことを強く意識してもらうため、これから共に歩んでいく総勢80名の国内SHIONOGIグループの全新入社員の皆さんに一堂にお集まりいただいた。
 こんなにも多くの若い力が、日本の成長を支える製造業、中でも製薬業界に新たに加わってくれたことに対して、心よりエールを送りたいと思う。
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、3年余りの期間に世界で6億人を超える人々が感染し、医療に留まらず、社会・経済など様々な側面から社会に大きな影響を与えてきた。
 その中で、SHIONOGIグループが異次元のスピードで、研究開発・生産・販売体制の構築を進め、国産初のCOVID-19経口治療薬であるゾコーバを患者さまにお届けできたことは、SHIONOGIが「社会から必要とされる会社」であることを実証できた事例だと認識している。
 一方で、ゾコーバの今後の育薬やグローバル展開、COVID-19ワクチンの承認取得など、まだ取り組むべきことは山積である。「社会から必要とされる会社」になるためには、顧客、社会、投資家、そして従業員の「4つのステークホルダーズ」とともに成長していくことが大切である。
 そのためには、ステークホルダーズの「ニーズ」を的確に捉え、それに応えていくことが必要である。変化し続ける世界において「ニーズ」を掴み続けていくには、SHIONOGIグループの従業員一人ひとりが学び続けるしかない。そのことを念頭に皆さんに3つのメッセージを送りたいと思う。
  1つめは、「自分の頭で考え、判断する」ことである。今後、ますます「私たち1人ひとりの価値」が問われる世の中になる。情報化社会と言われますが、元々ある事実は1つである。出来る限り正確な一次情報を基に自分の頭で考え正しい判断ができる社会人になっていただきたいと思う。
 2つめは、「多様性を心から信じ、楽しむ心構えを持つ」ことである。これはSHIONOGIがこれから「本格的なグローバル化」を推進する上での基本である。自ら行動し、人とのコミュニケーションを楽しむ心構えが大切である。「みんなちがって、みんないい」を素直に感じられる心を育ててほしい。
  3つめは、「コンプライアンスの順守が最も重要である」ことである。皆さんには、「法令順守」だけではなく、ビジネスパーソンとして一流であることを期待する。その第一歩は、人の目を見て大きな声で挨拶をすることだと思っている。デジタル社会だからこそ、人と人との直接のつながりの価値を大切にして頂きたい。皆さんがSHIONOGIの目的である「常に人々の健康を守るために必要な最もよい薬を提供する」という基本方針をグローバルに実現してくれることを期待し、私からの挨拶としたい。

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