みんなの“性教育・生殖教育の学び直し”コンテンツYouTube配信スタート メルクバイオファーマ

 メルクバイオファーマは、「YELLOW SPHERE PROJECT Enjoy Life School – みんなのカラダと新しい命の授業 -」のYouTube配信を開始した。同コンテンツは、“新しい命を宿す為の努力を、皆が応援する社会”を目指したYELLOW SPHERE PROJECTの一環として配信されているもの。
 世界の中でも日本は特に高齢化率が高く、引き続き少子高齢化への対応が求められている。加えて、日本においては妊娠や生殖に関する知識が不足しているといわれており、この実態は、メルクが、全国20〜40代男女3万人を対象に行った第4回 妊活および不妊治療に関する意識と実態調査調査(https://www.merckgroup.com/jp-ja/company/information/2020/202009_Ninkatsu-investigation_JP.pdf)で示されている。
 同調査では、妊娠する力=妊孕(にんよう)性の指標となる妊孕性知識尺度の平均点は 100 点満点中45.6 点(男性 39.2 点、女性 52.3 点)と、5割を切る正答率であった。そのうち「今日では40代の女性でも30代の女性と同じくらい妊娠する可能性がある」という設問に対する正解は「誤」であるところ、正答率が 34.0%に留まるというのが調査結果であった。
 一方で、今年6月に行った、第6回 「妊活・不妊治療・子育て」と「仕事」の両立に関する意識と実態調査査(https://www.merckgroup.com/jp-ja/press/mbj/2022/202206_News_Release_YSP_JP.pdf)では、20代では67.3%が子どもを望んでいると回答している。
 前述の妊娠に関する知識の調査結果からの考察事項として、早いうちから自らの身体について正しい知識を身に付ける機会が必要であり、さらには、自身が将来子どもを持つことを望む、望まないにかかわらず、自らの、そしてパートナーの身体について正しい知識を早期に身に付けておくことは、自分らしい人生を送るために望ましいと考えられる。

 そこで、河村和弘順天堂大学大学院 医学研究科産婦人科教授の協力、監修の下、悩んでいたり疑問に思っていても、正しい情報が不足していたり、これまで公にはあまり語られてこなかった、自身の身体や、妊娠といった新しい命について、医学的観点から分かりやすく解説する動画シリーズ「YELLOW SPHERE PROJECT Enjoy Life School – みんなのカラダと新しい命の授業 -」のYouTube配信をスタートした。今回は、第1弾として4本の動画をリリースし、以降も定期的にリリースする。4本の動画のテーマは、次の通り。

◆Vol.1 現代女性は、生理の回数が増加してるってホント!?

◆Vol.2 生理=我慢「生理が来ない!」「量が多い!」はいつものこと!?

◆Vol.3 20代で卵子凍結しておけば何歳になっても妊娠できるってホント!?

◆Vol.4 射精できても妊娠につながらないことがあるってホント!?

 なお、Vol.5以降は、2023年2月頃から順次公開予定である。

◆河村和弘順天堂大学大学院医学研究科産婦人科 教授のコメント


 日本の現状として、「生殖(妊娠や不妊)に関して正しい知識を学ぶ機会の不足」、そしてこれらに関して学校・職場や仲間内で相談しにくいといった環境の問題が挙げられる。
 生殖について考えることや、話すことは、恥ずかしいことではない。「ご自身が、自分らしく生きること」そのものである。その実現のためには、正しい知識を早いうちから身に付けることで、性に特有の疾患、さらには不妊といった生殖に関わる問題を予防していくことが重要だ。
 例えば皆さんにとって身近な生理一つをとっても、生理不順や月経過多、痛みを我慢して過ごしたり、諦めて放置している方も多いのではないだろうか。こうした症状の裏側にはさまざまな病気が隠れている可能性があり、将来重症な不妊症となる可能性もある。本動画シリーズが、ご自身やパートナーの身体と向き合うこと、そしてライフプランを考えるきっかけとなり、皆さんの人生を思う存分充実させたものにする一助となれば幸いである。

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