RNA標的核酸医薬創出でミラックス社とマイクロRNA阻害剤のオプション契約締結 アンジェス

 アンジェスは10日、ミラックス社(東京都)が保有するマイクロRNA阻害剤の研究に関する知的財産権について、独占的実施許諾を受けるための交渉を優先的に行うオプション権の契約を締結すると発表した。
 同当社は、創業時から HGF 遺伝子治療用製品「コラテジェン」をはじめとした遺伝子治療製品及び NFκB デコイオリゴ DNA を用いた椎間板変性症等の炎症性疾患に対する核酸医薬の開発に従事してきた。
 今回、ミラックス社が研究するマイクロRNA阻害剤のオプション契約を締結することで、同社として新たにマイクロ RNAを標的とした核酸医薬である Tough decoyによる創薬の可能性を検討する機会を得ることになった。
 アンジェスは、今回のオプション契約の締結に際し、ミラックス社に2500 万円を支払う。その後、契約に基づいて研究成果の報告を受け、同社が研究継続を決定した場合にマイルストーンを支払う。
 なお、同契約におけるアンジェスの支払額は最大8000万円となる。また、当該契約の研究期間は8か月程度を見込んでいる。当該契約に定める研究結果の最終報告を受け、次のステップに進む際には、別途ミラックス社との協議によりその条件等を決定する。  複数の遺伝子(遺伝子群)が複雑に絡み合って生じる多因子性疾患は、従来の医薬品では疾患を制御しきれないため、薬での治療は困難と言われていた。マイクロRNAは、特定の遺伝子群の発現を一括で抑え細胞の増殖、分化、代謝、細胞死などを調節しており、マイクロRNAが増えすぎて制御不能になると、様々な病気の原因となることが分かってきた。
 そこで、ミラックス社では、マイクロRNA阻害剤でマイクロRNAを適切な量に抑えて疾患を治療する研究を行っている。
 同オプション契約よるアンジェスの当連結会計年度における連結業績、財政状態への影響については軽微である。同社は、今後、2022 年12月期通期の決算発表までの間に、業績の集計に係る目途が立ったところで業績予想の公表を予定しているが、今後開示予定の同連結会計年度の業績予想においては、当該契約をふまえた金額を開示する。

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