厚生労働省は、塩野義製薬の経口新型コロナ治療薬「ゾコーバ」について、11月22日に薬食審・薬事分科会及び医薬品第二部会の合同会議を開催し、緊急承認に関する再審議を行う。
ゾコーバを巡っては、7月の審議において新型コロナの症状改善の有効性を示すデータなどが十分ではないとして継続審議となっていた。その後、9月に塩野義製薬からゾコーバP2/3相臨床試験(T1221試験)の第3相パートで得られたデータが当局に提出され、今回の再審議の運びとなったもの。
審議は、同日17時から19時までWeb会議で開催され、会議の様子はYouTube(厚生労働省専用チャンネルMHLWchannel)によるライブ配信で公開される。承認されれば、「緊急承認制度」を使った軽症者にも投与できる初の国産経口治療薬となる。