世界初の選択的P2X3受容体拮抗薬/咳嗽治療薬リフヌア 製造販売承認取得 MSD

 MSDは20日、世界初の選択的P2X3受容体拮抗薬/咳嗽治療薬「リフヌア」について、日本国内で製造販売承認を取得したと発表した。
 「リフヌア錠」の販売は、MSDの関連会社との独占販売契約に基づき、キョーリン製薬ホールディングス子会社の杏林製薬が単独で行う。
 「リフヌア錠」は、世界で初めて承認された選択的P2X3受容体拮抗薬で、気道の迷走神経のC線維上にみられるP2X3受容体を介した細胞外ATPシグナル伝達の遮断により、感覚神経の活性化及び咳嗽を抑制する。効能・効果は、「難治性の慢性咳嗽」。
 杏林製薬は、「リフヌア錠」の独占販売により、重点領域である呼吸器科領域における製品ラインナップの拡充を図り、同領域でのさらなるプレゼンス向上と慢性咳嗽治療への貢献を目指す。

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