「かわさき宙と緑の科学館」で市民との交流イベント開催 ナノ医療イノベーションセンター

 ナノ医療イノベーションセンター(iCONM)は、11 月5日より27日までの土曜日曜、祝日に「かわさき宙と緑の科学館」(川崎市多摩区)で川崎市が実施予定のイベントにおいて紹介展示及び市民ワークショップを開催する。
 同イベントは、昨年に引き続き川崎市が企画運営を行う同館での市民イベントの一環として実施するもの。川崎市南部以外に住む人々にも、iCONMとその活動・研究内容についての認知度を高め、市民のニーズを研究に活かす活動展開を目的としている。
 紹介展示では、動画やパネル、模型を用いて常駐の解説員より直接説明や質問に答える。ワークショップは、次の内容で、幅広い世代の人々に研究や医療、科学を身近に感じ、理解してもらえるようなユニークな内容を企画している。

【ワークショップ概要】

① 11/6(日) キャリア形成セミナー 『先輩の経験談に学ぶあなたの未来デザイン』(中高生対象)
iCONM の研究者、獣医師、インキュベーション事業担当者や薬剤師など研究機関に携わる様々な職種の従事者より、具体的な仕事の内容、どうしてその仕事に就いたのか、学生時代のエピソードを交えて紹介。キャリア教育の一環として職業発見・進路選択の機会を提供する。

② 11/13(日) 工作ワークショップ『ナノマシン(模型)をつくってみよう︕』(小学生対象)
 ナノの世界を体感するフィルムを鑑賞し、そこでも描かれたナノマシンについて学習。その後、各自
自由な発想でナノマシンを画用紙に描き、発泡スチロールなどからなる部品を組み合わせて自分が設計したナノマシンの模型を創る。

③ 11/20(日) VR 体験プログラム『認知症のある人の視点を体験してみよう』(14 歳以上対象)
 東京大学グローバルナーシングリサーチセンター(GNRC)協力のもと、GNRC が開発した認知症VR体験プログラムを通して、認知症になっても安心して暮らせるためには何が必要か考え、講義・参加者間での意見交換を行う。

④ 11/27(日) 健康セミナー『尿検査でストレス状態をチェックしてみよう』(中学以上対象)
 ストレス状態が続くと体と心に様々な影響を与え、様々な疾患リスクが報告されており、特に脳へのダメージは深刻である。尿中に排出される“バイオピリン”という物質で、本人には自覚がないまま身体的不調をもたらすリスクとなる潜在ストレスを可視化することわかっており、同セミナーではバイオピリン研究の第一人者が講演を行う。
 また、尿検査デモンストレーションを行い実際にストレス状態のチェックをする。協力:第一生命ホールディングス

【応募要領】
https://iconm.kawasaki-net.ne.jp/form/iconmkagakukan2022/のサイトから応募可能で、各開催日の3日前まで受け付ける。応募者多数の場合は抽選で受講者を決定し、前々日までに参加確定の連絡を行う。
 同研究センターでは、病が気にならない健康長寿社会(スマートライフケア社会)の実現をビジョンに掲げ、体内の異常を検出するや否や、その将来のリスクを診断し、必要ならば治療までを無意識のうちに行ってしまう体内病院の2045年までの実現を目指している。今回のイベントは、iCONMの研究者が市民の声に傾聴し、自身の研究の方向性を見定める良いきっかけとなるように企画。
 また、参加者にとっては、医療リテラシーの向上とともに、ワークショップを通して社会と自然科学の繋がりを知り、自身を守るための術を会得するきっかけ作りをコンセプトとしている。

タイトルとURLをコピーしました