スミトバント社が連結子会社のマイオバント社発行済株式取得を提案 住友ファーマ

 住友ファーマは3日、同社完全子会社のスミトバント社が9 月 30 日(現地時間)にマイオバント社に対し、発行済株式取得の提案を提案したと発表した。
 マイオバント社は、住友ファーマ連結子会社かつスミトバント社子会社。スミバント社取締役会の監査委員会に対して、マイオバント社の発行済株式のうちスミトバント社が未保有の全株式を取得するための法的拘束力のない提案を実施したもの。
 今回の発表は、住友ファーマおよびスミトバント社が米国証券取引委員会(SEC)に対して同提案に関する文書を提出し、SECのウェブサイト(http://www.sec.gov)に当該文書が公表されるため当該公表の内容を開示するものである。
 住友ファーマは、2019 年12月に、スミトバント社を通じてマイオバント社を連結子会社化した。同社およびスミトバント社は、マイオバント社の進行性前立腺がん治療剤「オルゴビクス」、子宮筋腫治療剤および子宮内膜症治療剤「マイフェンブリー」の米国等での開発および販売を支援してきた。
 同提案は、スミトバント社とマイオバント社のさらなる関係強化と、両社の持つ専門性、基盤および資源を結集して、婦人科疾患や前立腺がんにおける患者さんのアンメット・ニーズに応える革新的な治療法の提供継続に寄与するものと考えられている。
 住友ファーマおよびスミトバント社は、マイオバント社の文化と同社従業員のこれまでの多大なる貢献に敬意を表している。仮に同取引が完了した場合には、マイオバント社が情熱的かつ献身的に取り組む「Redefine care for the patients」というミッションの達成に向けて、引き続き必要なサポートや資源を提供する。
 同提案につき、両社が合意に達した場合、スミトバント社は、スミトバント社以外のマイオバント社の株主(少数株主)に対し、マイオバント社株式1株当たり22.75米ドルを現金で支払うこととなる。
 同提案内容に従った同取引の対価は、9 月 30 日(現地時間)の同社株式の終値に対して約27%、9月30 日(現地時間)の同社株式過去60日間の売買高加重平均価格に対して約 31%のプレミアムをつけた価格となり、株式価値で24億米ドル、企業価値で25億米ドルとなる。
 住友ファーマ及びスミトバント社は、同提案について、少数株主にとって魅力的かつ価値のある提案であると考えている。同取引は、マイオバント社の取締役会等の承認に加え、少数株主の過半数の承認が条件となる。仮に、同取引が実施された場合、マイオバント社は、米国ニューヨーク証券取引所への上場を廃止する。
 同提案において、スミトバント社はマイオバント社の監査委員会に対し、住友ファーマおよびスミトバント社が同取引のみに関心があり、スミトバント社が保有するマイオバント社株式の売却等を行う意思はないことを通知している。
 同提案により、住友ファーマ、スミトバント社およびマイオバント社の間に、いかなる法的義務も生じることはない。また、当事者間で最終的な取引文書が締結されるまで、同取引に関して相互に義務や責任は生じない。
 なお、同提案について、住友ファーマおよびスミトバント社の財務アドバイザーとしてJ.P. Morgan SecuritiesLLCを、法務アドバイザーとしてSullivan & Cromwell LLPを起用している。

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