「隠れ我慢」しない企業を目指した「#OneMoreChoice 研修」プログラムの提供開始 ツムラ

 ツムラは22日、「隠れ我慢」をしない企業を目指した「#OneMoreChoice 研修」プログラムの企業や団体など社外への提供を開始したと発表した。
 同社では、誰もが不調を無理に我慢することなく、心地よく生きられる健やかな社会を目指し、2021年3月から「#OneMoreChoice プロジェクト」に取り組んでいる。その一環として、今回、開発した研修プログラム「#OneMoreChoice 研修」を企業や団体など社外への提供を開始したもの。
 ツムラが実施した調査によると、20代〜50代女性の約8割が、心身の不調を我慢していつも通りに仕事や家事を行っていることが明らかになった。さらに、ツムラの従業員調査でも、「隠れ我慢」をしながら働いている社員の姿が浮き彫りになった。そこで、まずは“ツムラの社員が不調を「隠れ我慢」しない企業”でありたいと考え、社内にてワーキンググループを発足。その活動の一環として、グループメンバーで研修を開発した。OneMoreChoice研修の特徴は、次の通り。

1、「自分の隠れ我慢タイプ」と「我慢に代わる選択肢」について専門家から学べる

2、ライフステージにわたる健康管理と合わせた、自分のライフ・キャリアプランの考え方を学べる

3、一人一人の違いに気付き、「自分の体と改めて向き合う」「周りのつらさを思いやる」機会づくり

【実施方法】
・オンライン/リアル開催(座学+ワーク)
※オンライン/リアル開催形態については、申し込み後相談

【研修監修者】

下園氏

 
◆心理カウンセラーMR(メンタルレスキュー)協会理事長 同シニアインストラクター 下園壮太氏

岡村氏

◆かしわの葉レディースクリニック院長 岡村麻子氏

【申込み方法】
・希望する団体/企業は、#OneMoreChoice プロジェクトサイト(https://www.tsumura.co.jp/onemorechoice/)より申し込む

【#OneMoreChoice 研修 概要】
 同研修は、一人一人が、自分の 「隠れ我慢」タイプやライフステージと起こり得る不調、その対処法などの知見を深め、 我慢に代わる選択肢“#OneMoreChoice”について考えることで、一人でも多くの「隠れ我慢」を減らすことを目的に開発した研修プログラムである。
 また、自分だけでなく、周りのつらさを思いやる機会にもできればと考え、小グループに分かれて行うワークショップなども組み込み、他者の考えや意見に触れることができる内容となっている。

【実施方法】
・ 所要時間:約2時間
・ 形式:オンライン/リアル開催(座学+ワーク)
 ※オンライン/リアル開催形態については、お申込み後相談

【研修の特徴】
1、「自分の隠れ我慢タイプ」と「我慢に代わる選択肢」について専門家から学べる

2、ライフステージにわたる健康管理と合わせた、自分のライフ・キャリアプランの考え方を学べる

3、一人一人の違いに気付き、「自分の体と改めて向き合う」「周りのつらさを思いやる」機会づくり

【プログラム概要】
01 「隠れ我慢」を知る

02 ライフステージと起こり得る不調

03 不調時の対処法

04 「コミュニケーション」でできること

05 ツムラ社内制度の紹介

06わたしの#OneMoreChoice 宣言

【受講を勧めい団体・人】
※この研修は性別関係なく全ての人を対象にしている

・誰もが心地よく健やかな社会の実現を目指している企業・団体

・ジェンダー平等、女性のエンパワーメントを目指し取り組んでいる企業・団体

・社員の「なんとなく不調」も含めた健康状態の改善や健康経営に関心がある企業

・団体

・ライフステージごとの健康課題解決に関心のある企業・団体

【受講企業のコメント】

・株式会社宝島社  
 当社では、10代~60代まで各世代の女性誌11誌・男性誌2誌の計13誌合同によるフェムテック・フェムケア啓発プロジェクト「もっと話そう! Hello Femtech」を進めている。
 このプロジェクトは、フェムテックの認知度向上を通じて、長らくタブー視されてきた女性の健康に関わることを話題にする機会を増やすことで、女性がより活躍できる社会につなげ、性別を問わず生きやすい社会を目指すための活動である。
 今回の受講では、ライフステージとそれに付随して起こり得る不調を「隠れ我慢」という視点から掘り下げて話すことで、不調に対処する際の選択肢の多さや、それぞれの「我慢」の違いを考えるきっかけとなった。健康課題を自分事として捉えることで、男女問わず気付きや学びの多い内容であったと感じている。
 今後、この研修で学んだことをプロジェクトでの取り組みや、社内の意識改革に生かしていきたいと考えている。

・NPO法人ハナラボ
 当NPO法人では、ジェンダーギャップの大きい日本において、誰もが社会変革の担い手として活躍することを目指し、女子学生の創造力やリーダーシップを育むための活動をしている。女子学生が自らの力を知り、肯定すること、社会を知り、接点を持つこと、そして社会に働きかけて力を発揮するための機会を提供している。
 今回の研修では、女子学生17名が参加し、「隠れ我慢」について学んだ。今後社会に出て働く女子学生にとって、これからの生活への気づきをたくさん得られたと感じている。
 また、ツムラ社員の方々との対話を通して、互いにたくさんの刺激を受け取る良い機会になった。学生たちが社会変革の担い手として一歩を踏み出していく、ひと押しになった。

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