三菱ケミカルホールディングスグループは29日、Plug and Play Japan(本社:東京都)と共同でコーポレートパートナーシッププログラム「TANAMIN Digital Health Challenge -Creating hope for all facing illness‐」を開始したと発表した。
同チャレンジは、昨年開催した「The KAITEKI Challenge– Reimagining Proteins, Plastics, and Packaging」に続く、コーポレートパートナーシッププログラムの第2弾。
同チャレンジでは、①ALS患者および家族・パートナーのウェルビーイング、②分散型臨床試験のデジタル化推進、③日本における任意接種ワクチン接種を目的とした最先端の技術を持つデジタルヘルススタートアップの人々を募集する。
最終候補者には、同社グループのファーマ部門である田辺三菱製薬との長期的なパートナーシップの可能性を探るため、同社グループがサポートする有償のコンセプト検証を行う機会が提供される。
さらに、同社グループとの協業推進、ライセンス契約、投資を含め、事業化に向けたパートナーシップを深めていく。
同社グループは2021年12月に新経営方針「Forging the future 未来を拓く」を策定し、ヘルスケア&ライフサイエンスを最重要戦略市場の一つとして位置付けている。この取り組みを通してデジタルテクノロジーの活用による患者およびその家族、パートナーのQoL向上や社会課題の解決に取り組んでいく。
TANAMIN Digital Health Challenge -Creating hope for all facing illness-の概要は、次の通り。
・募集期間:2022年6月29日-2022年8月31日
・募集要項:詳細はTANAMIN Digital Health Challenge特設サイト(http://tanamin-digital-health-challenge.net/)参照
・募集テーマ:
①ALS患者と疾患に関わる人の幸福感向上
②分散型臨床試験のデジタル化推進
③日本における任意接種ワクチン接種の促進
・参加メリット:
①同社グループとの有償のコンセプト検証を通じた、長期的なパートナーシップ (協業、ライセンス契約等)、同社グループのコーポレートベンチャーキャピタルによる出資可能性探索
②検証プログラムのための助成金250万円(株式の希薄化を伴わない)追加の助成金については、個別のケース毎に評価する。
③Plug and Playネットワークへのアクセス
④メンタリング、ネットワーキング、Plug and Playコミュニティのヘルスケアエキスパートによるワークショップ