7月10日開催のJリーグ「レノファ山口FC」ALS疾患啓発活動に協賛 田辺三菱製薬

山口県中村女子高校とコラボしたALS疾患啓発チャリティーイベントも併催

 田辺三菱製薬は24日、山口県のJリーグチーム「レノファ山口FC」が、7月10日のアルビレックス新潟戦で実施する筋萎縮性側索硬化症(ALS)の疾患啓発活動の趣旨に賛同し、「田辺三菱製薬Presents ALSアクションデー」として協賛すると発表した。

ALS患者向け嚥下食のイメージ


 田辺三菱製薬では、協賛のほか、同社グループの従業員ボランティアがALS患者の試合観戦をサポートする。また、試合前には、場外にALS疾患啓発ブースを設け、同ウェブサイトで公開中のALS患者向け嚥下食「世界を旅するALSレストラン」レシピをもとに、山口中村学園中村女子高等学校の調理科の生徒が、地元食材を用いてアレンジし製作する菓子をチャリティー提供するほか、ダブル技研の協力のもと、ALS患者が視線で文字を入力し意思を伝える意思伝達装置を使用し、ALS患者やJリーガーへ応援メッセージを送るイベントを開催する。
 「田辺三菱製薬Presents ALSアクションデー」開催概要は、次の通り。

◆日時:7月10日(日) 19:00試合開始 レノファ山口FC対アルビレックス新潟
※ALS疾患啓発ブースは同日15:00から開設

◆場所:維新みらいふスタジアム(山口県山口市維新公園4-1-1)

◆運営
主催=レノファ山口、協賛=田辺三菱製薬、協力=WITH ALS、オリィ研究所、日本ALS協会山口県支部、後援=山口県

◆主な内容
ALS患者の試合観戦(スタジアムでの試合観戦や分身ロボット「OriHime」を使用したリモートスタジアム見学ツアー)、ALS疾患啓発ブースでのチャリティーイベントの開催、WITH ALS代表理事武藤将胤氏によるDJパフォーマンスなど

 田辺三菱製薬グループは、およそ100年にわたり山口県を拠点に医薬品を製造し、ALS治療薬を含む高品質な医薬品を世界の患者に届けするとともに、事業拠点を持つ地域社会と連携した企業市民活動や、患者さんとそのご家族を支援する取り組みを続けてきた。
 田辺三菱製薬では、同イベントへの協賛を通して、ALS患者がスポーツを楽しむとともに、ALSやその患者およびその家族への認知や理解を広めるきっかけを目指す。

ALS患者向け意思伝達装置イメージ
(ダブル技研株式会社のウェブサイトから)
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