リサンキズマブ クローン病対象P3相寛解導入療法・維持療法試験結果がランセット誌に掲載 アッヴィ

 アッヴィは15日、リサンキズマブについて、既存治療または生物学的製剤で効果不十分、効果減弱または不耐容であった中等症から重症の活動性クローン病を対象とした3つのP3相ピボタル試験(寛解導入療法試験であるADVANCE試験およびMOTIVATE試験、ならびに維持療法試験であるFORTIFY試験)の結果がランセットに掲載されたと発表した。
 この3つの試験から得られたデータに基づき、各国の規制当局への承認申請が行われた。ADVANCE試験およびMOTIVATE試験に関する論文では、プラセボ群と比較してリサンキズマブ静脈内投与を受けた患者の臨床的寛解および内視鏡的改善を評価した2つの12週間の寛解導入療法試験の有効性および安全性の結果が公表されている。
 FORTIFY試験に関する論文では、ADVANCE試験およびMOTIVATE試験で臨床的改善を達成した患者を対象とし、プラセボ群(リサンキズマブ静脈内投与を中止した患者さん)と比較してリサンキズマブ皮下投与群の安全性および有効性を評価した52週間の維持療法試験の結果が公表されている。
 リサンキズマブのクローン病に対する使用は承認されておらず、規制当局により同剤の安全性および有効性の評価が進められている。
クローン病は、胃腸(または消化器)管に炎症が惹起し、持続的な下痢や腹痛をきたす慢性、全身性の疾患である。進行性疾患であるため、多くの患者において時間経過とともに悪化する。
 さらに、クローン病の徴候・症状は予測できないため、患者にとって身体面だけでなく精神面、経済面にも大きな負担となる可能性がある。

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