職場のDE&I理解と働き方改革のさらなる推進で社内向けアプリ開発・体験型プログラム導入 武田薬品

 武田薬品は7日、従業員それぞれが互いの背景を尊重し、職場におけるDE&I(多様性、公平性、包括性)の理解と働き方改革のさらなる推進を目的としたアプリケーション「Someone’s Day」を開発したと発表した。
 Someone’s Dayは、仕事と育児、介護や家族の病気を両立した多様な働き方を自分事として体験できるもので、ジャパンファーマビジネスユニット(JPBU)および日本オンコロジー事業部(JOBU)従業員向けに開発されたもの。多様な働き方の認知、自身の働き方の見直し、生産性の向上のサポートをするアプリケーションだ。
 Someone’s Dayプログラムは、2021年度にJPBUが実施したDE&I をテーマにしたスモールグループにおけるディスカッションにおいて従業員からあがってきたアイデアを基に開発されたSomeone’s Dayを用いた体験型プログラムで、従業員が自由に参加可能である。
 プログラムでは、日常的に業務を行っているチーム単位で参加し、業務中に育児・介護・家族の病気に関連した突発的な出来事に対し、実際に業務を中断して帰宅するなどのイベントを約2週間体験する。
 プログラム開始前後に参加者間でのディスカッションを通じて、今後のよりよい働き方を検討し、職場における多様性、公平性、包括性(DE&I)の実践を職場内でさらに推進していく。
 Someone’s dayプログラムの参加者からは、「仕事以外での突発的なイベントが、いかに業務に大きな影響を与えるかを体験をすることができ、貴重な学びの機会になった」、「子育てだけでなくても、感染症拡大の中で急病の時はどうするか、介護の場合はどうなのか、より良い働き方をチームで追求していくために自分自身が体験していないケースについても日頃より準備しておく必要もあると気づいた」などの声が寄せられている。
 武田薬品は、個人の性別、年齢、国籍、性的指向や性自認、宗教などの属性にかかわらず、雇用、昇進、異動、報酬、研修などの機会を公平に提供することで、従業員が能力を最大限に発揮し、生き生きと働ける環境づくりに努めている。
 個性を認め合い、お互いに尊重し合って、ハラスメントのない安全で健康に配慮した職場を実現している。働き方の多様性もその一つで、育児・介護・家族の病気など時間の制約がありながら仕事に取り組むメンバーがいる。
 武田薬品は、引き続き、多様な働き方・立場への相互理解を促し、リーダーシップ・マネジメント力の向上および多様な人材を活かせる風土のさらなる醸成、ならびに参加者本人の働き方改革の実現を目指していく。

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