気候変動イニシアティブに参加し、再生可能エネルギー導入の促進に賛同 アストラゼネカ

 アストラゼネカは3日、気候変動イニシアティブ(JCI: Japan Climate Initiative)による「いまこそ再生可能エネルギーの導入加速を ―エネルギー危機の中でも気候変動対策の強化を求める― 」趣旨のメッセージに賛同表明したことを明らかにした。( https://japanclimate.org/news-topics/jci-message-re-release/ )
 JCIは、脱炭素社会の実現に向け、気候変動対策に積極的に取り組む日本国内の企業や自治体、NGOなどからなるゆるやかなネットワークである。今回発信されたJCIのメッセージは、本年4月4日に公表された気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告書を受け、エネルギー危機の中にあっても、再生可能エネルギーの導入の促進について求めるもの。
 具体的には、日本政府が今月を目途に策定を進める「クリーンエネルギー戦略」に関し、JCIが2021年4月に政府に求めたように、今回も2030年に再生可能エネルギーの40~50%の導入をも可能とする戦略とすることを再度求めるものである
 アストラゼネカは、2020年1月、2025年までにグローバル規模で自社事業からの温室効果ガス排出量ゼロを実現するとともに、2030年までにバリューチェーン全体でカーボンネガティブ(排出量より削減量が多い状態)を達成するという野心的な目標「アンビション・ゼロカーボン」を掲げた。
 日本においてもアンビション・ゼロカーボンをアストラゼネカの世界共通のサステナビリティ目標と認識し、とりわけ、バリューチェーン全体でのカーボンネガティブの実現においては、業界を超え国内のあらゆるステークホルダーの協力が不可欠となることから、政府および企業への積極的な働きかけが必要とされる。
 今回の再生可能エネルギー導入の促進に関し、アストラゼネカもJCI参加企業として、脱炭素に向けた取り組みを加速させ、同社の事業の中核となる「健康」をベースとしたサステナビリティの3本柱「人々の健康」「地球の健康」「社会の健康」の実現を目指す。

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