薬業界の繁栄を祈念して神農大神例祭開催 大阪府薬

祭文奏上する乾氏

 大阪府薬剤師会は19日、同会館で神農大神例祭を開催し、薬業関係者らが業界繁栄を祈念した。
 同例祭は、1959年5月4日に少彦名神社祭神の分身を大阪府薬剤師会館に奉安し、毎年業界の発展を祈願するもの。
 ここ2年間は、新型コロナ感染拡大の影響により大阪府薬の執行部のみが参列したが、今年は多くの薬業関係者の参加を得て実施された。
 祭典では、修祓、献饌、祝詞奏上、祭文奏上、玉櫛奉奠の神事が行われ、祭文奏上では乾英夫会長が新型コロナ感染収束と、薬業界の発展を祈念した。

児玉氏


 世話人代表あいさつでは児玉孝元大阪府薬会長が、「感染症のパンデミック等の緊急時に、ワクチンや治療薬を迅速に使えるようにするための‟緊急承認制度”が13日に参院本会議で可決され成立した」と報告し、「同制度の可決は、国民の皆さんに薬事行政に対して関心を持っていただく良い機会になったと思っている」と断言。
 その上で、「こういった薬機法の改正にも政治力が不可欠である。今年の参議院選挙の比例代表には、我々の代表の神谷まさゆき候補が立候補する。また、長年厚生労働副大臣として活躍された渡嘉敷奈緒美先生も捲土重来を期して頑張っておられる。是非ともご協力をお願いしたい」と呼びかけた。

渡嘉敷氏


 渡嘉敷奈緒美前衆議院は、「新型コロナへの対応において薬剤師の先生方は、非常に頑張ってこられた。薬剤師無くして、コロナ禍は乗り越えられないと言っても過言ではない」と強調。
 さらに、「現在私は議員バッジが付いていないが、違う立場で国政に薬剤師の先生方の声を届けている。先生方が今後ともご活躍できる環境を作っていきたい」と訴求した。

今年の大阪府薬の神農大神例祭はたくさんの薬業関係者が参列
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