手代木功社長が 2022年度入社式挨拶 塩野義製薬

 塩野義製薬の手代木功社長は1日、2022年度塩野義製薬グループ入社式であいさつし、次の社長メッセージを送った。
 本日は、シオノギグループが一体となって成長を目指すことを強く意識してもらうため、これから共に歩んでいく総勢97名のシオノギグループすべての新入社員の皆さんに一堂にお集まりいただいた。
 こんなにも多くの若い力が、日本の成長を支えてきた製造業、中でも製薬業界に新たに加わってくれたことに対して、心よりエールを送りたいと思う。
 新型コロナウイルス感染症は、2 年余りで世界の 4 億人を超える人々に広がり、今なお人々を不安に陥れ、社会・経済など様々な側面に影響を与えている。
 シオノギは、感染症対策の鍵となる治療薬とワクチンの研究開発を中心に 1 日も早く世界中の皆さんに安心をお届けできるよう、日々活動している。世の中が困っている時に「社会から必要とされる会社」になることは、会社の存在意義、ひいては私たち一人ひとりの「やり甲斐」につながると確信している。
 会社の存在意義を考える際に、最も大きな関わりを持つ人たちは、顧客、社会、投資家、そして従業員の「4 つのステークホルダーズ」です。「4つのステークホルダーズ」とシオノギが共に成長していくことが大切であり、そのためには、ステークホルダーズの「ニーズ」を的確に捉え、応えていくことが必要である。
 変化し続ける世界において「ニーズ」を掴み続けていくには、学び続けるしかない。そのことを念頭に皆さんに3つのメッセージを送りたいと思う。
 1つめは、「自分の頭で考え、判断する」ことである。情報化社会と言われるが、元々ある事実は1 つである。皆さんには、正確な一次情報を基に自分の頭で考え正しい判断ができるような社会人になっていただきたいと思う。

 2つめは、「自らの決定に責任を持つ、他人のせいにしない」ことである。判断の責任は「自分」にあることをはっきりと認識し、一時の感情で判断せず、納得できるまで考えることを求める。

 3つめは、「社会人として成長し進化していくためには、コンプライアンスの順守が最も重要である」ことである。常に誰から見られても恥ずかしくないと胸を張って言える言動をお願いしたい。
 一流のビジネスパーソンとして、まず大きな声で挨拶をすることは、人としての基本だと考える。デジタル社会だからこそ、人と人との直接のつながりの価値を大切にして頂きたい。
 皆さんがシオノギの目的である「常に人々の健康を守るために必要な最もよい薬を提供する」という基本方針をグローバルに実現してくれることを期待し、私からの挨拶としたい。

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