社員参加型のボランティア・プログラムを年間で推進アストラゼネカ

 アストラゼネカは28日、2022年より社員参加型のボランティア・プログラムを始動し、日本全国に勤務する社員が地域の NPO などと連携した活動を年間を通じて定期的に行うと発表した。
 これまで同社では、患者の健康と医療の発展、さらには健康な社会の実現を幅広く支える取り組みとして、社員が小児患者とその家族が滞在する施設に訪問しての清掃やレクリエーションの実施、弊社施設周辺、海岸、琵琶湖の清掃活動、社員から寄せられた物品の寄付などの活動に、サステナビリティの一環として取り組んできた。
 引き続き、サステナビリティを企業文化の一部として定着させ、企業・社員個々人の両側面から持続可能な社会の実現を支える他、全ての社員が積極的に社会貢献する機会を通じて「働きがいのある職場」の実現を目指す。
 アストラゼネカは、「医療へのアクセス」「環境保全」「倫理と透明性」の 3 つの分野をサステナビリティの優先事項とし、ステークホルダーである患者、社員、環境および地域社会の健康に資する活動に取り組んでいる。
 この3分野は、国連が策定する持続可能な開発目標(SDGs)に則しており、各分野に該当するボランティア・プログラムを展開していく。

今般、第 1 回目となるボランティア・プログラムを 27 日に実施した。内容は、次の通り。
◆午前:AZ フォレスト(愛称:あすのもり)
アストラゼネカが本社を置く大阪府のアドプトフォレスト事業の一環として行っている岸和田市稲葉町(ゆめみヶ丘岸和田内)の里山再生活動に有志社員が訪問。利用されなくなった竹林の整備や茶や栗の記念植樹を地元の子どもたちと共同で行った。
 この取り組みは、大阪府と同社が2021年1月に締結した包括連携協定に基づいており、包括連携協定の6分野における「環境」および「地域活性化」の活動を推進するものである。

◆午後:ヤングヘルスプログラム
 泉佐野市のこども食堂を訪問し、子どもたちと社員との交流を行った。子どもから食堂の取り組みについて紹介を受けるとともに、同社からはスウェーデンの食文化に加え、運動や生活習慣といった食以外の要素も合わせた健康教育に関する話題を提供した。
 この取り組みは、認定 NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえと当社が締結したパートナーシップ契約に基づき、全国のこども食堂における食育を主軸とした健康教育と社員ボランティア活動促進を実施するもの。


 これらの活動には、ステファン・ヴォックスストラム同社代表取締役社長を含む約20人の有志社員が参加した。
 今後、各地のまん延防止等重点措置の解除に伴う規制緩和を踏まえ、連携先のNPO とボランティア活動を行う際の留意点を協議しながら、地域社会とのつながりを深めるべく活動を本格化していく。
 アストラゼネカでは、引き続き、当社の事業の中核となる「健康」をベースとしたサステナビリティの 3 本柱「人々の健康」「地球の健康」「社会の健康」の実現を目指す。

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