オムロン ヘルスケアの「手首式血圧計 HEM-9601T(Night View)」が、「2022 German Design Award」のExcellent Product Design部門でリハビリ・ヘルスケアカテゴリの特別賞のSpecial Mentionを受賞した。
同社は「German Design Awards 2018」より、今年で5年連続受賞している。同 Awardは、2012年よりドイツ デザイン評議会が主催する国際的に権威のあるデザイン賞だ。また、この賞は、世界各国のデザイン賞を受賞し、すでに優れたデザインであると認められた作品の中から、ドイツ デザイン評議会の推薦を受けた作品のみが応募できる。
今回受賞したHEM-9601Tは、脳卒中や心筋梗塞などの脳・心血管疾患の発症リスクを高めると言われている睡眠中の血圧を自動的に測定することができる手首式血圧計である。
睡眠中の血圧測定は、眠っている間の姿勢の変化により測定精度を保つことが難しく、また、従来の夜間血圧は上腕で測定していたため、カフによる締め付け感や本体とカフをつないでいるチューブのわずらわしさなど、睡眠を阻害する要因があった。
HEM-9601Tは、睡眠を阻害することなく快適性と測定精度を両立したデザインを実現。拘束感の少ない手首での測定方式を採用し、本体部分を手首に沿った縦型の形状にすることで、装着時のストレスを軽減し、睡眠中の体動による機器のズレも抑制している。
オムロン ヘルスケアでは、今後も、循環器事業の事業ビジョンである「脳・心血管疾患の発症ゼロ(ゼロイベント)」の実現に向けて、原因となる高血圧の予防と治療に役立つ製品やサービスをグローバルに提供していく。