「室内空気中のウイルス消毒」の総説論文を英文薬学雑誌WJPRが受理  大幸薬品

 大幸薬品は2日、「室内空気中のウイルス消毒」(DISINFECTION OF VIRUS IN ROOM AIR)に関する総説論文が、英文薬学雑誌World Journal of Pharmaceutical Research(WJPR)に受理されたと発表した。同論文は、近日発刊のWJPR (https://www.wjpr.net/)に掲載を予定している。
 同総説は、室内空気中のウイルス消毒に関して実用的で有用な方法を検証するため、学術検索エンジンPubMed及びGoogle Scholarを用いて、1957年から2021年の間に発表された先行研究の文献を精査し、体系分析したもの。
 現在のところ、室内の空気を消毒する代表的な方法として、ガス(気体)やエアゾールスプレー、紫外線(UV)/光化学反応を用いたものなどがある。
 中でもオゾン(O3)ガスと二酸化塩素(ClO2)ガスを使用した消毒が、室内空気中のウイルス含有エアロゾルを消毒する唯一の実用的な方法であることが示さた。
 さらに、二酸化塩素ガスは、有人環境下で非常に低い濃度で使用できると結論付けられた。
 大幸薬品では、大学や研究機関などとの更なる研究により、安全性・有効性に関するエビデンスを集積し、衛生対策の有効な手立てのひとつとして、低濃度二酸化塩素の活用を提言していく。

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