PRIDE指標で最高評価「ゴールド」を受賞  武田薬品

 武田薬品は11日、、日本の企業・団体におけるLGBTQのダイバーシティマネジメントを推進する任意団体「work with Pride」(wwP)が策定する「PRIDE 指標」において、最高評価の「ゴールド」を受賞したと発表した。
 受賞は、多様性、公平性、包括性(DE&I)の一環として推進するLGBTQ+(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーなど)が働きやすい職場づくりへの包括的な取り組みが評価されたもの。
 PRIDE指標では、企業等の団体がLGBTQに関して共通して実施できるような取り組みを、行動宣言(差別禁止方針等)、当事者コミュニティ、啓発活動(研修等)、人事制度・プログラム(福利厚生等)、社会貢献・渉外活動と5つに分類。
 5つの評価指標の名称をPRIDEの各文字に合わせて、1. Policy(行動宣言)、2. Representation(当事者コミュニティ)、3. Inspiration(啓発活動)、4. Development(人事制度・プログラム)、5. Engagement /Empowerment(社会貢献・渉外活動)としており、各分野に細かな評価規定を設定している。武田薬品は、今回、5つすべての分野を満たし、「ゴールド」に選定された。
 受賞の背景となった取り組みには次の内容が含まれている。

・差別的言動の禁止を行動規範やその他のポリシーに盛り込む
・LGBTQ情報に関する社内イントラネットのリソースと連絡窓口を従業員に提供
・外部向けキャリアサイトにLGBTQ+専用ページを設定 (DE&Iサイト、LGBTQ+ページ)
・日本国内のLGBTQ+を含む従業員に対して包括的な福利厚生を提供
・東京のグローバル本社ビルおよび大阪本社ビルに誰でも使用可能なユニバーサルトイレを設置

◆岩﨑真人武田薬品代表取締役日本管掌のコメント
 タケダでは、日本のみならず、世界中、約80の国と地域で働く約4万7000人の従業員一人ひとりの活躍が会社を成功へと導く原動力となっている。そこで働く私たちは、会社が目指す未来を共有しながら、一人ひとりが自分の可能性を引き出し、お互いの個性を認め合う、公正で多様性に富んだ先進的な組織を築くための取り組みを進めている
 今回の『PRIDE 指標』におけるゴールド受賞は、多様性を認め合うタケダの企業文化とそれを支える制度や取り組みが評価されたものとして、大変うれしく思う。

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