武田薬品は27日、2021 年度上期業績を次の通り公表した。
◆売上収益1兆7944億円(対前年同期比12.8%増)
◆営業利益3460億円(同60.5%増)
◆当期利益1836億円(同112.2%増)
◆EPS(円)117 円(同111.2%増)
◆営業活動によるキャッシュ・フロー4000億円(同2.0%増)
◆フリー・キャッシュ・フロー(IFRSに非準拠)3156億円(同25.8%減)
力強い上期業績に基づき、同社は 2021年度通期のマネジメントガイダンスを維持する。グローバルブランド14製品によって牽引されるトップラインの成長加速を見込んでおり、2021 年度は引き続き成長の年となる。
さらに、同社は社内のイノベーションと最先端の科学技術を活用するための戦略的パートナーシップを組み合わせ、革新的な研究開発戦略に注力している。
FDAによるEXKIVITYの承認や、FDAの諮問委員会がMaribavir使用についての勧告を全会一致で推奨したことなど、最近の主要なパイプラインの成功は、その将来性と可能性を裏付けている。
さらに同社は、同日、上限1000億円の自己株式取得について公表しており、事業戦略への自信および株主への価値提供のコミットメントを示している。
◆クリストフ・ウェバー武田薬品代表取締役社長CEO のコメント
革新的な医薬品を創出し患者さんにお届けするという当社の戦略的なビジョンは、主要製品と革新的なパイプラインの強みによって実現される。
第2四半期および上期の業績は、ファンダメンタルズを継続して達成しつつ、当社の戦略への確信とその進展を示している。その結果、実質的なトップラインの成長と力強い Core 営業利益率の達成に向けて順調に進んでおり、2021年度通期のマネジメントガイダンスを維持する。
当社の成長はグローバルブランド14製品によって引き続き牽引されており、今後数年間にわたって当社の主な成長ドライバーであり続ける。
さらに、意欲的なパイプラインは、最近の FDA による EXKIVITYの承認など、結果を出し始めている。これは、パイプラインが患者さんの人生と当社のビジネスを変革させる可能性を示している。
当社の取締役会によって決議され、本日公表した自己株式取得は、当社の事業戦略への自信と株主への価値提供のコミットメントの表れである当社の強力な事業ポートフォリオと研究開発パイプラインは、主要な4 つの疾患領域にわたり存在しており、革新的で患者さんの人生を好転させる可能性があるベネフィットをもたらしていく。
これらの成長ドライバーの組み合わせは当社のビジネスを引き続き推進させ、当社の今後の成長を次の四半期だけではなく今後10 年間に向けて、将来の成長を確固たるものにすることができると確信している。