喘息特有の喘鳴音を検知する喘鳴センサが「2021 Design Intelligence Award」銅賞受賞  オムロン ヘルスケア

 オムロン ヘルスケアは22日、欧州で販売している「喘鳴センサ WheezeScan HWZ-1000T」が中国の「2021 Design Intelligence Award(DIA)」銅賞を受賞したと発表した。
 DIAは、2015年に中国の美術・デザイン系研究教育機関である中国美术学院(China Academy of Art)が主催となり始まった中国を代表する国際的なデザイン賞である。
 この5年間で約60ヶ国を超える国のデザイナーや企業が応募しており、募集対象のデザイン領域は、モノだけでなく、サービスやビジネスソリューション、ソーシャルイノベーションなど幅広く設定されている。
 従って、デザインとしての美しさに加えて、新たなビジネスの創出につながる創造力を発揮した作品が世界中から集まっているのもこの賞の特長である。
 今年は、世界中から合計7815点の作品が集まり、最終選考では会場に約1000点の作品を並べ、国内外の審査員13人によって実物や説明ビデオを基に審議された。

喘鳴センサ WheezeScan HWZ-1000T


 今回受賞した喘鳴センサは、胸にセンサ部をあてると主な喘息症状である喘鳴音の有無を検出できるこれまでにない医療機器だ。日々の症状や服薬状況などを記録する喘息管理アプリケーション「Asthma Diary」と連携することで、喘鳴音の測定結果を自動で記録でき、医師への正確な状況の共有をサポートする。これにより、小児喘息管理の新しいソリューションを提供する。
 自分の症状を正しく伝えることが難しい小児の喘鳴音の有無を喘鳴センサで確認し、喘息症状が悪化する前の適切な対応をサポートする。

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