従業員の健康維持・増進支援型コーポレートウェルネスサービスの提供開始  オムロン ヘルスケア

コロナ禍での生活習慣の変化に対応する体調管理にも活用

オムロン ヘルスケアは14日、通信機能付きの健康医療機器とスマートフォンアプリを活用した企業向けコーポレートウェルネスサービス「karado!(カラドゥ)」の提供を同日より開始すると発表した。
 karado!は、同社の通信機能付き活動量計・体重体組成計・血圧計で測定したバイタルデータ管理機能や、継続的な利用を促すオンライン対戦プログラムで構成されており、リモートワークなど働き方の多様化に対応しながら従業員の健康維持・増進を支援するサービスだ。
 従業員一人ひとりが健康に働き続けられることは、企業の持続的成長・発展に欠かせない要素であり、近年、健康経営を意識した取り組みを推進する企業が増えている。
 実際、経済産業省が2017年から実施している「健康経営優良法人」の選定では、2017年の大規模法人部門で235社、中小規模法人部門で318社が選出されたのに対し、2021年は大規模法人部門1801社、中小規模法人部門7934社と大幅に増加している。
 また、健康経営優良法人(大規模法人部門)の認定に必要となる「健康経営度調査」の回答企業数は毎年増加しており、2021年は2523社が回答している。
 定年制延長や廃止などといった雇用形態の変化や、働き方の多様化により、今後も更に健康経営への関心は高まるといわれている。

出典:経済産業省 近畿経済産業局 健康経営優良法人 回答企業数推移
https://www.kansai.meti.go.jp/2-4bio/kenkou/kenkoukeiei2021.html


 こうした背景に加えて、昨今では、新型コロナ感染拡大による自粛生活やテレワーク増加により、人々の生活習慣は大きく変化した。
 オムロンヘルスケアが2020年5月に実施した「新型コロナウイルス感染症の流行における意識と生活習慣の変化」調査によれば、2人に1人が「歩数・活動量が減った」、または「体重が増えた」と回答している。 運動不足や肥満は、高血圧や糖尿病などの生活習慣病を引き起こす可能性が高いため、早期発見・対処が重要となる。

(回答数2,405)※活動量計ユーザのみ
(回答数811)※活動量計ユーザで、「歩数、活動量が減った」と回答した人のみ
出典:2020年5月実施「新型コロナウイルス感染症の流行における意識と生活習慣の変化」調査
 


健康経営を推進していく上で大切なポイントは、健康施策に対して、従業員自身が能動的かつ継続的に参加することである。新型コロナ感染拡大前は、社内イベントなどを通じて従業員の健康施策への参加が促されてきたが、リモートワーク推進などにより、従来のように直接コミュニケーションをとりながらの施策実施が難しくなってきた。新しい働き方が推進されていく中で、これからの健康経営にはデジタルを活用した新たな支援策が求められている。
 karado!では、従業員が当社の通信機能付き活動量計・体重体組成計・血圧計を使用して自宅などで測定したデータや利用状況をグラフや表で一元管理できるため、従業員の参加状況や健康状態を確認しながら改善策の提案や実施につなげられる。
 また、オンラインで参加できる対戦プログラム(個人戦、チーム対抗戦)の提供により、従業員のモチベーション維持・向上を促し、健康施策への継続的な参加をサポートする。
 オムロンヘルスケアでは、「脳・心血管疾患の発症ゼロ(ゼロイベント)」を循環器事業の事業ビジョンに掲げており、コーポレートウェルネスサービスの提供により、企業や団体の健康増進の取り組みに貢献すると同時に、一人でも多くの人がいつまでも健康ですこやかに働ける環境づくりに貢献していく。

<参考>試験導入アンケート結果 (株式会社たけびし)

・利用者の75%が「取り組みの前後での健康に関する意識が高まった」と回答

・試験導入実施後も、健康のために何かしら取り組んでいると答えた人は88.9%。そのうち、ウォーキングを続けていると答えた人は6割

・利用者の75%が「健康に関するコミュニケーションが増えた」と回答

◆karado!(カラドゥ)の主な特長 

①個人やチームで取組めるオンライン対戦プログラムを搭載。

サービスに含まれる通信機能付き活動量計で測定した歩数データを用いて、アプリ内で対戦する。「相撲」では、平均歩数の近しい人同士で歩数を競います。勝利したときに付与されるポイントは、相撲アイテムと交換できるなど楽しみながら続けられる。チーム対戦プログラム「ウォーキング」では、チームの総合歩数を競い合うことで、仲間意識を高めあいメンバーと楽しみながら測定習慣を身につけることができる。

「相撲」画面 
「ウォーキング」画面      
 

②実名参加で従業員のモチベーション維持・向上を促進

 karado!は実名参加を基本としている。対戦の状況やランキングをアプリ内で確認する際、実名を表示することで従業員同士のコミュニケーション機会の創出につながる。健康に関するコミュニケーションを増やすことで、健康意識の向上や能動的・継続的な参加を支援する

*karado! 特設Webサイト https://www.healthcare.omron.co.jp/sp/karado/

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