コロナ禍で在宅中心者の1日のデジタル機器使用時間は約11.4時間に 約80%の人が目の悩み感  ロート製薬

 ロート製薬は、10月10日の「目の愛護デー」に伴い、全国の18歳~64 歳の男女を対象に、直近の目の悩みやアイケアに対する意識調査「アイケアに関するアンケート」を実施し、調査結果を発表した。インターネットで実施された同調査は、今年から創設される「デジタルの日」も踏まえたもの。調査期間は、8月27 日から29 日までの2日間。
 近年、新型コロナウイルス感染症などによる生活様式の変化もあり、デジタル機器はより生活になくてはならないものになっている。こうした中、同調査では、約80%の人が目の悩みを感じており、仕事や学習を在宅中心で行う人のデジタル機器使用時間は約 11.4 時間にも及ぶことが分かった。
 また、様々な体の悩みの中でも「目の悩み」が解消されると身体も心もイキイキとし、さまざまなライフステージにおいて笑顔あふれる幸せな毎日を過ごせるようになり、充実度が高まることが示唆された。

 主な調査結果のポイントと詳細は、次の通り。

【調査結果のポイント】
・約 80%の人は目の悩みを一つ以上感じ、そのうち約 65%は「生活に影響がある」と回答
・「方法が分からない」などの理由で、症状への対処ができている人は約半数以下!
・在宅中心者のデジタル機器の使用平均時間は約半日!悩みの有無関係なくアイケアの意識が高まる
・身体のさまざまな悩みにて、解消されたら充実度が高まると感じるのは「目の悩み」がトップ

【調査の詳細】

■約 80%の人は目の悩みを一つ以上感じ、そのうち約 65%は「生活に影響がある」と回答
 77.5%の人は「疲れ」、「かすみ」、「かわき」など、何かしらの目の悩みを感じていることが分かった。(図 1) 悩みを感じ始めた時期は2年以内と回答する方が多く(44.2%)、新型コロナウイルス感染症での生活様式の変化が影響していると推測される。(図 2)それぞれの悩みで「生活に影響がある」と回答した人は 65%にも上った。(図 3)

 さらに、目の悩みを抱えていると、「集中力(70.7%)」、「注意力(68%)」、「モチベーション(62.4%)」などの一人ひとりのパフォーマンスにも影響があることも分った。

■「方法が分からない」などの理由で、症状への対処ができている人は約半数以下!
 それぞれの悩みに対する対処の有無と意向を尋ねたところ、どの悩みでも対処をしている人の割合は過半数には満たない状況であった。

「方法が分からないから」、「対処するほどでもないと思っているから」などの理由がどの悩みにおいても上位となり、対処意向へ影響していた。

 一方、既に対処をしている方は、「手軽だから」、「効果があるから」などの理由で「目薬を点す」、「目を休ませる」、「目元をマッサージする」などの方法を選択している。

■在宅中心者のデジタル機器の使用平均時間は約半日!悩みの有無関係なくアイケアの意識が高まる
 現在、出社や通学をせず、在宅中心での勤務や学習をしている人は14.1%であった。


 平日における、パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器の使用時間の平均は約8.8時間であったが、出社・通学中心者では約 8.1時間、在宅中心者では約11.4 時間であった。
 勤務・学習状態によって約3時間の差となったが、在宅中心者は一日のうち約半日はデジタル機器を使用していることが分かった。


なお、目の悩みで生活に影響がない場合でも、出社・通学中心者と比較し、在宅中心者でアイケアの必要性を感じている人の割合が約12%上昇した。
 生活スタイルによって、アイケアの意識の有無が変わるものと推測される。

■身体のさまざまな悩みにて、解消されたら充実度が高まると感じるのは「目の悩み」がトップ
 現在の充実度を聞いたところ、全体平均は約61点となった。さらに、感じている身体の悩みそれぞれが解消された場合に「上昇する」と回答をした人は下記の通りとなった。
 上昇率が一番高かったのは「目の悩み(79.9%)」となり、悩みと充実度合いの相関性を見ることができた。

■この調査を踏まえたロート製薬の想い
 日常生活においてデジタル機器はより豊かに暮らす一つの手段として、必要不可欠な存在になっているが、その影響や向き合い方を考える人も増えてきている。
 ロート製薬は、これまでも研究や情報、目薬、食品などの商品を通じて「見
る」ことへのサポートをしてきた。
 だが、今回の調査結果から、顧客の中には、さまざまな症状や対処の仕方での悩みを感じていることが判明したため、今後もさまざまな面から取り組みを行いながら、生活の変化に対応しつつ、一人ひとりの「見る」をサポートしていく。

 1909年の「ロート目薬」発売以降、同社は100年以上、時代に合わせて次のようなサポート等を行い、顧客の目の悩みに応えてきた。

・学校現場において、目の健康を学ぶ「ロートアイケアプログラム」
 子供たちとパソコンなどのデジタル機器がより身近になっている。さらに政府の GIGA スクール構想において、教育現場における活用も開始している。
https://www.rohto.co.jp/csr/society/education/eyecareprogram/ 

・小売業の取引先と共に海外での眼科支援活動をサポート「ソーシャルパートナー」
 2016年より「ソーシャルパートナー」として、小売業の取引先と共に目薬の売上の一部を同社が同額マッチングし、国際眼科支援活動を行う団体へ寄付を行っている。
https://www.rohto.co.jp/news/release/2021/0527_01/

・海外での無償の「白内障手術の実施」、「眼内レンズの製造」
白内障は世界の失明原因第1位。世界的にみると特に発展途上国では、貧困だけでなく、医療従事者や設備不足により適切な検診や診断がされておらず、手術技術が低いため、治療が出来ないという理由で多くの人々が白内障で視力を失っている現状がある。
https://www.rohto.co.jp/business/global/

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