「BÉLAIR LAB」が香りを「目で嗅ぐ」アートイベントをオンライン開催  ロート製薬

 ロート製薬は8日、同社が運営をする「BÉLAIR LAB(ベレアラボ)」が、21日より香りのアート展 ONLINE 「5 senses」を開催すると発表した。
 同アート展示は、香りを直接嗅ぐことのできないオンラインという環境下で、視覚(目)を通して香りを想像する(嗅ぐ)という全く新しい試みでの開催となる。
 新型コロナ感染症の感染拡大により、場所を通じて「におい」や「香り」を感じる機会が減った今、アートを通して香りへの理解を深めることで、「自分にとっての香りとは?」を考えるきっかけを提供する。香りが感性を刺激し、心が満たされる豊かな時間を日常生活の中に多く生み出していくためのベレアラボの挑戦だ。
 多くのコミュニケーションがオンライン化され、人や場所、物に直接触れる機会が減り、五感の使われ方にも変化が起きている。ベレアラボでは、より豊かな時間を過ごしてもらう一つの要素として「香り」があると考えている。
 このアート展は、アーティストの感性を通じて「香りを想像する」というエクササイズだ。レモンの香りを嗅いで「黄色」を思い浮かべるように、香りは目に見えないものですが、色や形をもっている。
 展示テーマ「5 senses」は、「5 つの嗅覚、5 つの感性」を表す。参加する5 名のアーティストが、調香師クリストフ・ロダミエルの作品を嗅いで受けたインスピレーションからアートを制作し、鑑賞者はその作品を通じて香りを疑似体験することができる。
 東京・九段にある歴史的建築「kudan house」を舞台に作品を展示し、3D 映像化したコンテンツをはじめ、オンラインで香りとアート作品を鑑賞するための仕掛けを盛り込んだ。作品とそれぞれの嗅覚体験を映像や文字、特別な空間で撮影した 3D 映像とともに伝える。
 また、アーティストが作品を制作する際に嗅いだ、5つの香りのミニスプレーセット Creative Set(クリエイティブセット)を購入すれば、自宅で香りを体験しながらアート作品の理解をさらに深めることができまる。
 嗅覚を通じて人はさまざまなことを「感じ」、「行動」している現実を再発見し、香りの不思議さや、大切さと向き合う時間として、「自分にとっての香りとは?」と見つめ直す機会を提供する。
 参加アーティストと香りのアート展 ONLINE「5 senses」の詳細は、次の通り。

 ◆参加アーティスト:河村康輔(コラージュアーティスト/グラフィックデザイナー)、キム・ソンヘ(シャンデリアアーティスト)、中瀬萌(画家)、萩原亮大(華道家)、万美(書道家)の各氏。


 ◆香りのアート展公式 WEB サイト: https://www.belairlab.com/art/
 ◆公開日:2021 年 9 月 21 日 10 時より(9 月 8 日プレオープン、11 月 30 日終了予定)
 ◆9 月 21 日~10 月 7 日の期間限定で、東京・有楽町にある体験型ストア「b8ta(ベータ)Tokyo – Yurakucho」で、一部作品を公開する

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