「ゴーシェテラス」利用者に対する「小児科オンライン」での相談サービス提供開始  武田薬品

武田薬品は30日、疾患啓発サイト「ゴーシェテラス」の利用者に対して、Kids Publicが運営する「小児科オンライン」を通じてゴーシェ病を疑う症状やゴーシェ病について小児科医に相談できるサービスの提供を開始したと発表した。
 「ゴーシェテラス」(https://www.gaucherterrace.jp/)は、ゴーシェ病患者と家族およびゴーシェ病かもしれない症状が気になる方のための専門サイトである。同サイトでは、ゴーシェ病の症状・診断・治療、患者・家族の話、専門医からのアドバイスなどを紹介している。
 一方、「小児科オンライン」(https://syounika.jp)は、小児科医にスマホから相談できるサービスだ。平日の18時~22時の間、10分間の予約制で相談できる「夜間相談」と、毎日24時間メッセージを送れる一問一答形式のサービス「いつでも相談」の2つの形式で相談に対応している。
 希少疾患に関する相談サービスの提供や疾患啓発ウェブサイトとの提携は、「小児科オンライン」として初めての取り組みとなる。
 今回、武田薬品が「小児科オンライン」と提携することで、「ゴーシェテラス」の利用者が「子どもの目の動きがおかしい気がする」、「お腹が他の子より大きい気がする」などのゴーシェ病を疑う症状やゴーシェ病について小児科医に相談できるようになった。

 ◆Kids Public 代表で小児科医の橋本直也氏のコメント
 オンライン医療相談の強みは、全国平等に小児科医へのアクセスを確保できること、そして、病院受診よりも心のハードルを下げて相談できる点である。
 もし、我が子がゴーシェ病かもしれない、とお悩みを抱えている保護者の方がおられたら、ぜひまずはゴーシェテラス内の小児科オンラインでご相談いただければと思う。小児科オンラインには、小児専門施設での臨床経験を持つ小児科専門医も多く所属している。保護者の方の不安解消、適正な受診タイミングの把握に貢献できるよう、全力でサポートする。

 ◆武田薬品ジャパン ファーマ ビジネス ユニット レアディジーズビジネスユニット ヘッドの濱村美砂子氏のコメント
 ゴーシェ病はできるだけ早期に診断し治療を開始することが重要だが、希少疾患であるために病気自体を知らない人も多い。武田薬品では、乳幼児期に現れる症状について、一般の方への情報提供による啓発を行っている。
 ゴーシェテラスを訪れ、症状に気づいたご両親が小児科オンラインを通じて相談されることで、一人でも多くの患者さんが適切な受診につながり早期にゴーシェ病と診断され、治療を開始できることを願っている。

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