大阪府と協働でコロナ禍でのがん検診受診の重要性を啓発  アストラゼネカ

 アストラゼネは24日、新型コロナ感染症拡大による昨年からのがん検診受診数の大幅減少に伴い、大阪府(健康づくり課)と協働して、がん検診受診の重要性に対する啓発活動を展開すると発表した。
 同啓発運動は、本年1月20日に大阪府と締結した包括連携協定に基づくもので、2025 年までに肺がん 5 年生存率を2 倍に高めることを目指すLung Ambition
Alliance の活動をバックグラウンドとしている。
 さらに、昨年よりアストラゼネカが進める、がん検診受診促進キャンペーン「新しい生活様式でも 続けよう、がん検診。」の一環となる活動でもある。
 新型コロナウイルス感染症拡大により、がん検診を受診者数が減少している。この状況が続くとがんの診断が遅れ、治療の開始も遅れる。
 この状況が続けば、今後数年間において、がんによる死亡率増加が懸念されている。コロナ禍においても、がんの早期発見・早期治療が重要であることは変わらない。アストラゼネカと大阪府は同活動を通じてがん検診受診の重要性を周知していく。
 ◆勝見友一大阪府健康医療部健康推進室 健康づくり課課長のコメント
 大阪府におけるがん検診受診率は年々向上してきたものの、依然として全国最低レベルである。また、昨年の新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、がん検診の受診控えも見受けられた。
 そのため、大阪府では、本府との包括連携協定に基づき、アストラゼネカ社が持つがん分野における経験やネットワーク、企画・広報力を借りて、府民のがん検診受診率向上のために様々な取組みを進めていく所存である。

 ◆アストラゼネカと大阪府との包括連携協定における主な活動

・ がん検診の受診を啓発するためのポスターの共同制作
・ 次の団体・協会等施設における上記ポスター掲示
(合計 30 団体、1200 枚のポスターを設置)
◎ 大阪府および府内市町村(大阪府庁舎等)
◎ 日本チェーンストア協会関西支部会員企業(イズミヤ、ダイエー、ライフ、オークワ等)
◎ 関西鉄道協会会員企業(大阪モノレール、北大阪急行電鉄等)
◎ JA 農業協同組合(府内支部)
・ 特に肺がん検診の受診率向上に向け、大阪府主催の市町村向け研修会にアストラゼネカの専門職や著名な専門家を講師として派遣

 ◆森田慎一郎アストラゼネカ株式会社 執行役員 オンコロジー事業本部 事業本部長のコメント
 アストラゼネカは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、がん検診受診を躊躇して延期・中断している一般の方々に、がんの早期発見・早期治療の重要性を啓発し、適切ながん検診を受診していただけるよう取り組んでいる。
 今回の大阪府との協定を通じて行政とも連携し、府民の健康増進に貢献したいと考えている。

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