武田薬品は16日、4月1日付けで株式交換を完了して完全子会社化した日本製薬との最適かつより強固な連携体制の構築に向け、同社と日本製薬の事業統合を見据えた両社間協議を開始すると発表した。
武田薬品は、現在、主要な5つのビジネスエリア(消化器系疾患、希少疾患、血漿分画製剤、オンコロジー、ニューロサイエンス)において、人生を豊かにする革新的な医薬品をより多くの患者に届けるべく、最先端のイノベーションを追求している。
一方の日本製薬は、同社グループで日本における血漿分画製剤事業を担っており、今後、武田薬品サプライチェーンと日本製薬の有する血漿分画製剤の研究開発、製造、販売に関する専門性を融合し、一体となって革新的な医薬品を患者に届けるための最適な体制構築を目指す。
なお、武田薬品は、事業統合の手法を含む統合の詳細について、決定次第、適時公表するとしている。