真の働き方改革に向けて全社横断機能の「働き方改革推進室」設置  田辺三菱製薬

田辺三菱製薬は31日、2021年度からスタートする中期経営計画21-25に基づき、4月1日付で総務部内に「働き方改革推進室」を設置すると発表した。同推進室の設置は、新しい価値を生み出す真の働き方改革の企画・推進をより実効性の高いものにすることを目的としたもの。
 同社では、新しい働き方の実現に向けて「Digital Capabilityの進化」「Innovative Work styleへの新化」「Engagementの深化」を3つの軸とした取り組みを推進し、創造性、生産性、実効性の向上に取り組んでいく。
 「働き方改革推進室」は、働き方改革推進における全社横断機能として、計画の立案・推進、モニタリング、関連部門との調整・支援等を担う。真の働き方改革に向けた具体的な取り組みは次の通り。

◆Digital Capabilityの進化

 社員のITリテラシーを高め、5G/AIなどのデジタルを最大限に活用した次世代の働き方へ進化させる

・Phase1:定型業務をRPAその他のデジタルツールにより代替し、並行して社員のITリテラシーを向上させる

・Phase2:5G、AI等の最新デジタルテクノロジーを積極的に取り入れ、非定型業務を効率化し、自動化を図るとともに、戦略・創造型業務への支援ツールを構築する

◆Innovative Work styleへの新化
 社員を単純な労働時間から解放し、クリエイティブ・イノベイティブな時間に深化させ、生産性を劇的に向上させる

・デジタル化により創出された時間を、「考える仕事=よりクリエイティブ・イノベイティブな時間」と「学びの時間」にシフトする

・柔軟な働き方に適したIT、人事制度、オフィス面での環境を更に整備する

◆Engagementの深化
 社員が心身ともに健康で、生き生きと働ける環境を整備し、エンゲージメントを深化させる

・社員が同社のビジョンに共感し、社員一人ひとりが誇りと愛着・思い入れを持って、「病と向き合うすべての人に、希望ある選択肢を。」提供することに取り組み、個人と組織、双方の成長に貢献し合う繋がりを強化する

・三菱ケミカルホールディングスグループとのシナジー効果創出に向けた取り組みを加速する

 田辺三菱製薬は、中期経営計画21-25の取り組みのひとつとして、新しい価値を生み出す真の働き方改革の推進を掲げている。働き方改革推進室を中心に、多様で新しい働き方を実現し、VISION 30である一人ひとりに最適な医療を届けるヘルスケアカンパニーの実現をめざす。

タイトルとURLをコピーしました