「大人の発達障害NAVI」ウェブサイト公開  武田薬品

 武田薬品は、4月2~8日の「発達障害啓発週間」を前に、成人の発達障害に関する疾患を啓発する「大人の発達障害NAVI」ウェブサイト( https://otona-hattatsu-navi.jp/ )を公開した。
 発達障害は、一般的には小児期にその特徴が認められるが、一部では思春期や成人に至って、学校や職場等での問題の顕在化などもあり、潜在的な対象者も含め、そのような人々に対する十分な理解や支援が必要とされている。
 武田薬品は、「大人の発達障害NAVI」を通じて、成人の発達障害の人々が持つ悩みや周囲のサポートの必要性をわかりやすく知らせることにより、学業や就労の継続に困難を感じる成人の発達障害の人々だけでなく、社会一般の「ニューロダイバーシティ」に対する理解を深め、無意識の思い込みの解消を目指す。
 「ニューロダイバーシティ」は、個人の活躍を支援する「ダイバーシティ&インクルージョン」の中でも、その改善に向けた取り組みの遅れが指摘されている分野だ。同社は、「ニューロダイバーシティ」推進のキープレーヤーとして、今後、社内で取り組みを推進するのみならず、行政や他企業、医療関係者、教育関係者等社外の重要なステークホルダーと連携しながら包括的な取り組みを積極的に展開し、多様性がもたらす豊かな社会の実現に貢献していく。
 大中康博武田薬品ジャパン ファーマ ビジネス ユニットのジャパン リージョナル & ニューロサイエンス ビジネスユニット ヘッドのコメント
 発達障害の方々の個性や秀でた能力が社会や企業の成長に寄与し得ることは、世界各国で報告されている事例からも明らかである。
 だが、日本においては無意識の思い込みが人々の価値観や社会システムに影響し、その能力よりも障害が注目され、多くの発達障害の方々がそれぞれの能力を伸ばし、発揮し、活躍できる機会を逸しているのが現状。
 我々は、当社重点領域の1つであるニューロサイエンス(神経精神疾患)領域において、今後も革新的な医薬品の創出に努めることは勿論のこと、企業市民として本課題の解決に貢献する決意である。

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