社内外との連携強化目的に東京本社移転  田辺三菱製薬

本社のデザイン(イメージ)

 田辺三菱製薬は31日、社内外との更なる連携強化を目的に、本年8月に東京本社をパレスビルに移転すると発表した。移転後も、本社(大阪)、東京本社の2本社制とし、両本社での機能の再配置を行う。
 また、昨今のリモートワークの普及を受け、従業員が距離や場所にとらわれずに業務が遂行できる体制を構築する。あわせて、新しい働き方への変革に向け、本社ビルおよびパレスビルのオフィス環境整備を実施し、多様な働き方の実現と新たな事業機会の創出に取り組む。
 同社は、これまでも、経営資源の配置を見直し、グローバルな経営体制の最適化・効率化と各機能の強化を図っている。その一環として、このたび東京本社を三菱ケミカルホールディングス(MCHC)が入居するパレスビル(〒100-8205 東京都千代田区丸の内1-1-1 パレスビル)へ移転する。
 これにより、社内の部門相互間や主要な社外ステークホルダーとの連携強化、およびMCHCとのシナジー創出の具体化に向けた連携強化を図る。
 同社は、また、新しい働き方の実現に向けて「Digital Capabilityの進化」「Innovative Work styleへの新化」「Engagementの深化」を3つの軸とした取り組みを推進していく。 オフィス環境の整備では、グループコミュニケーションの強化、多様な働き方の実現等を通じて、社員一人ひとりが心身ともに健康で、働き甲斐を感じることができるオフィス環境の創出を目指す。
 新オフィスは、コンセプト・デザインにABW(Activity Based Workplace)を取り入れ、柔軟な働き方に適したワークスペースを創出する。フリーアドレスを導入するとともに、各人がその日の業務に応じてハイパフォーマンスを発揮できるワークスペースを、自ら選択する働き方ができるデザインを採用。テレワークやサテライトオフィスとの組み合わせを含めた新しい働き方を推進する。
 また、拠点間をネットワークにより常時接続するなど、距離により分断されないオフィスを構築する。

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