歯磨剤を用いた歯磨きでの新型コロナ感染予防の可能性が明らかに 日本歯科医師会

 日本歯科医師会は5日、歯磨剤を用いた歯磨きで新型コロナ感染予防ができる可能性を示した槻木恵一神奈川歯科大学副学長が執筆・監修する「ニューノーマル時代の歯磨きの新しい意味とは?」をホームページに掲載していることを明らかにした。
 「新型コロナウイルスなど感染症対策における歯科の重要性」に関する情報として、歯磨剤に含まれる比較的有名な成分には、ラウリル硫酸ナトリウムなどがある。
 槻木副学長らの共同研究で、歯磨剤や洗口剤に広く使われている複数の成分が、新型コロナウイルスの生体への結合や侵入をブロックする可能性が明らかになった。さらに、IgAの活性には影響を与えないことから、生体の持つ免疫機構を阻害しないことも分かってきている。
 口腔に侵入してきた新型コロナウイルスは、歯磨剤を用いた歯磨きで感染を予防できる可能性がある。また、既に口腔に感染している新型コロナウイルスは、歯磨剤を用いた歯磨きでウイルス量を減少させることも期待される。


 ニューノーマル時代の歯磨剤を用いた歯磨きは、むし歯や歯周病の予防と同時に、科学の力によりウイルス感染対策という新しい役割が見いだされたと考えられる。歯磨きは、誰でも気軽にできる健康のための第1歩。日本歯科医師会では、積極的な歯磨きの励行を推奨している。
 なお、槻木副学長らの共同研究の内容は、19日~22日にオンラインで開催される「日本化学会 第101春季年会」で発表が予定されている。

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