服薬支援ツールの実証実験用プロトタイプが完成 東和薬品とバンダイナムコ研究所

 東和薬品とバンダイナムコ研究所が共同開発してきた服薬支援ツールの実証実験用プロトタイプが完成した。同ツールは、患者の服薬アドヒアランス向上および残薬の解消への貢献を目的に2020年1月から共同開発してきたもの。
 実証実験用プロトタイプの開発にあたり、東和薬品は服薬アドヒアランスの低下につながる要因や情報などから服薬支援ツールの立案や制作を推進。
 一方のバンダイナムコ研究所は、ゲームメソッドを考慮した企画やデザイン業務などをおこなってきた。
 同プロトタイプは、患者が服薬に対して意識し、自発的に服薬行動を起こさせる仕組みとしてゲームメソッド機能を実装している。
 このゲームメソッド機能により服薬に対するモチベーションが向上し、飲み忘れや自己判断による服薬の中断などを防ぐ効果が期待できる。また、薬剤師による患者の服薬期間中のフォローアップに対応するための機能なども実装している。
 今後、同プロトタイプを用いた実証実験を実施し、2021年度内のリリースに向けてツールの改良・改善を行う。

タイトルとURLをコピーしました