羊蹄山麓7町村とコロナワクチン接種で包括連携協定締結 シミックHD

 シミックHD(ホールディングス)は19日、新型コロナウイルスワクチンの円滑接種を目的とした包括連携協定を北海道後志総合振興局管内羊蹄山麓7町村と同日付けで締結したと発表した。
 今回、シミックHDと包括連携協定を締結したのは、喜茂別町(きもべつちょう)、京極町(きょうごくちょう)、俱知安町(くっちゃんちょう)、ニセコ町、真狩村(まっかりむら)、蘭越町(らんこしちょう)、留寿都村(るすつむら)の羊蹄山麓7町村。
 現在、2月中旬から開始予定のワクチン接種に向けて、日本政府より全ての市町村へ体制の準備・構築が求められている。各自治体においては、業務に携わる人材確保や地域住民への個別通知(予診票・接種券)、接種手続等に関する相談対応や接種後の健康データ管理などの課題解決へ向けた早急な対応が必要とされている。
 これまでシミックHDは、2020年3月に生薬原料となる薬用植物栽培における共同研究契約を蘭越町および京都大学と締結し、薬用植物栽培を通じた地域活性化を目指し取り組んできた。
 今回締結した同連携協定により、シミックグループは、これまで培った医薬品開発における治験支援や治験施設支援等の経験をもとに、ワクチン管理や7町村への調整等のワクチン接種フロー構築を総合的にサポートするほか、円滑なワクチン接種に向けた業務フローの構築、接種会場におけるサポート、副反応に対する対応などを各町村の要望に応じて支援していく。
 同連携協定におけるシミックグループの主な役割は次の通り。
・羊蹄山麓7町村におけるワクチン接種に関する業務への支援(専門的相談対応サポート、ワクチン接種に関する各町村への情報提供、など)

・ワクチン接種会場の円滑な運営に関するサポート

・デジタル情報管理システム導入を含めた長期的な副反応フォローアップを必要とする町村への支援
 なお、同業務遂行にあたっては、グループが保有する独自のデジタル情報管理システムを活用した予防接種管理の仕組みを用いたワクチン接種時および接種後の長期フォローアップサポートも可能だ。
 このシステム導入により、ワクチンを接種した個々人が接種したワクチンの種類(製造ロット含む)・接種日時等がクラウド上でデータ管理できる。

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