米国子会社同士でビベグロンの共同プロモーション契約締結 大日本住友製薬

 大日本住友製薬は8日、ユーロバント社(米国ナスダック上場)とサノビオン社の米国子会社同士が、過活動膀胱(OAB)を適応症にFDAへ申請中のビベグロンの共同プロモーション契約を締結したと発表した。同契約は、FDAからの承認取得後5年間の米国でのプライマリ・ケア医やその患者を対象としたもの。
 同剤のOABを適応症とした新薬承認申請は、本年3月にFDAに受理され、処方薬ユーザーフィー法(PDUFA)に基づくFDA の審査終了目標日は、12月26日とさrている。
 今回の契約によりサノビオン社は、2026年3月31 日まで、マルチスペシャリティチームにより、プライマリ・ケア医を対象にしたビベグロンのプロモーション活動を実施する。
 ユーロバント社は、泌尿器科専門医、長期療養施設および処方頻度の高いプライマリ・ケア医に集中して同剤のプロモーションを行い、サノビオン社のマルチスペシャリティチームは、米国全土に及ぶプライマリ・ケア医に対して同剤のプロモーションを展開する。 サノビオン社は、同契約期間中のプロモーション活動の対価として、ビベグロンの2023年4月1日以降の売上に応じた一桁台半ばのフィーを受領する予定である。
 大日本住友製薬は、ユーロバント社がサノビオン社の営業基盤を活用することで、当社グループとしてのシナジーを発揮することを期待している。

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