熱中症予防「夏のさらしマスク」6月17日より販売予定      東京和晒

 創業明治22年の老舗、東京和晒は9日、「蒸れない、息苦しくない」を最大の目的に、熱中症予防マスクの決定版「夏のさらしマスク」(意匠登録出願済)の開発に成功したことを明らかにした。同マスクは、現在、急ピッチで製造中で、6月17日よりに販売開始し、価格は1枚360円(税別)を予定している。
 「夏のさらしマスク」は、夏の暑さで「マスクによる熱中症」の危険性が指摘される中、飛沫防止を優先しつつ、マスクの構造そのものを再考して開発されたもの。通常マスクと最も異なるのは、「吐息を下方へ逃す」ため通気性抜群という点である。
 マスク装着の最大の目的は「飛沫防止」すなわち、会話や、くしゃみ、咳等の際に唾液などの飛沫が飛ばないようにするためであり、装着している本人へのウィルス等の侵入を完全に防ぐものではない。
 通常のプリーツ型不織布マスクを使った場合、口元の下部を締め付け、飛沫や吐息がマスクの上方へ排気されるのに対して、同品はマスクの下方、つまり相手から遠い方向へ排気される構造になっている。
 また、このマスクには、ゴムひもの付け方により、「耳掛けタイプ」と「ヘッドセットタイプ」の2種類がある。簡単な装着を好む人には「耳掛けタイプ」が、より開放感を味わいたいヒトには「ヘッドセットタイプ」がお勧め。

ヘッドセットタイプ
耳掛けタイプ


「夏のさらしマスク」の主な特徴は次の通り。
 ◆爽やか!=口から下を締め付けていないので、吐息は下方部へ逃げ、呼吸時の通気性は抜群で、しかも蒸れない。
 ◆肌にやさしい!=不織布マスクの長時間使用による肌荒れ・かゆみ・カサカサなどの皮膚障害が、多数報告されている。「夏のさらしマスク」で使われている「さらし生地」は、綿100%の国産生地で、主に手ぬぐいに使われているもの。手ぬぐい用さらし生地の通気性は非常に良く、糸の撚りも甘く柔らかく、肌にも悪影響を与えにくくなっている。
 ◆安い!=様々な涼感マスク、通常の布マスクに比べ、価格を抑えている。これは少しでも多くの人の役に立てるようにという趣旨からで、販売予定価格は360円/枚(税別)。
 ◆メガネがほとんど曇らない=熱く湿った吐息が下に抜けるので、これまでのマスクと違いほとんど曇らない。
 ◆日焼け防止=これまでのマスクより頬を覆うので日焼けする面積が少なくなる。
 ◆洗濯できる=布製なので、洗濯して再利用出来ます。(洗濯する場合は、出来る限り単独での手洗いを推奨)

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