医療系人材サービス/ヘルスケアサービスを行うグッピーズ(東京都)は28日、新型コロナウイルス禍による病院を応援するため、本年4月1日より行ってきた病院の求人の掲載から採用までの「完全無料化」を、本年8月31日まで継続すると発表した。
同社の求人サービスは、人材紹介ではなく求人広告で、PCはもちろんスマホからでも簡単に求人を掲載でき、応募者との直接交渉を可能とする。また、条件に合った登録者にダイレクトにメッセージを送れるというもの。新型コロナウイルスに対する緊急対応のため、無料化の対象は即戦力の中途のみで新卒募集はその範疇にない。
現時点においては、緊急事態宣言が解除され、感染爆発(オーバーシュート)や医療崩壊のリスクは低減しているものの、病院の患者数、収益の減少により病院経営に大きな影響が出ている。こうした中、グッピーズは、日々危険と隣り合わせで対応する病院・医療従事者に「医療人材サービス」を運営する同社が、どのように貢献できるかを考え、今回の8月末までの「完全無料化」実施を決定した。
グッピー求人サイトは、2000年に運営を開始した日本初の医療系求人サイト(URL: https://www.guppy.jp)で、現在まで累計3000を超える病院で利用されている。
募集可能職種は、 医師、看護師、保健師、助産師、薬剤師、臨床検査技師、診療放射線技師、臨床工学技士、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、看護助手、医療事務など35職種。
今回の完全無料化サービス利用方法は、既に利用している病院は、何もする必要がない。新規に利用する病院は、ホームページ(https://www.guppy.jp/service/)
から申込む。ログイン後、「求人情報を登録して掲載開始(最短10分で完了)」、「希望の人にスカウトを送信(任意)」、「応募があった求職者と直接連絡、面接、採用」の手順となっており、同社では、オンラインツールを活用した面接方法を紹介している。なお、緊急対応のため、ホームページ上の記載は有料になっているが、完全無料で利用できる。ただし、全国の病院のみの対応となる。