新型コロナウイルス感染症が感染拡大する中、症病理検査機器・器材トータルサプライヤーのサクラファインテックジャパン(本社:東京都)においても、在宅勤務の導入(テレワーク)や時差勤務制度の拡大などの施策を実施している。
同社では、2016年に策定した「感染症に係る業務継続計画(感染症BCP)」に基づき、社員の安全・健康を守り、顧客向けサービスの維持に尽力している。3月2日より在宅勤務を導入し、各部門内でチームを編成。チームごとにオフィスと自宅とで勤務場所を分けてシフトを組み、部門全員が出社しない状況を回避したうえで感染予防と業務継続を図っている。
また、2019年7月に運用開始した時差勤務制度についても、勤務時間帯を拡大して運用。業務状況を調整しながら各部門で通勤時間の割り振りを行い、通勤中の感染リスクの分散を図っている。なお、実施期間は、3月末までを予定。
これまで、サクラファインテックジャパンでは、感染症対策に積極的に取り組んできた。2013 年より、MR ワクチンやインフルエンザワクチンの接種費用全額補助と社内における集団接種を、全社員対象に毎年実施している。
また、同社は東京都などが企業の感染症対策を支援するプロジェクト「職場で始める!感染症対応力向上プロジェクト」に参加しており、2016年10月に「感染症に係る業務継続計画(感染症BCP)」を作成した。今回の対応はその計画に基づいて決定したもの。 今後もサクラファインテックジャパンは、同社の病理検査機器・器材を導入している医療施設等において、がん診断に重要な役割を担う病理診断・検査が滞らないように感染症対策に真摯に取り組み、確実に業務を継続するための施策を図っていく。