年賀式でウェバー社長が年頭の辞    武田薬品

武田薬品は6日、年賀式を開催し、クリストフ・ウェバー代表取締役社長CEO が年頭の辞を述べた。主な要旨は、次の通り。

 2020年が始まった今、私達はタケダの長い歴史上かつてない位置に立っている。私達は、他の革新的なリーディングカンパニーと一線を画すポジションを得るとともに、短期的および長期的な成長とコミットメントを実行に移すための強固な基盤をこれまで築いてきた。
 統合は順調に進んでおり、既に社内のほとんどの部門でチーム編成が整った。これからは、各チームが最大限の効果を生み出すよう取り組みをさらに進める番だ。タケダ全体としても、誰もが当社の成功に貢献し、自らがタケダの一員であると感じられる全社統一の取り組みを進めていく。
 こうした取り組みは、当社が目指す最高の職場環境をつくるための重要な一歩だ。当社は、互いを尊重しながら協力し合うことができる、多様でインクルーシブな職場環境を目指している。それは、従業員が権限移譲されていると感じられ、意思決定プロセスが明確な、機動性が極めて高い職場環境でもある。
 2020年はタケダにとって重要な年であり、患者さんにとっての価値をさらに創出し続けていく。具体的には、昨年11月のR&D Dayで紹介したとおり、複数の開発パイプラインの進展を見込むとともに、適応症の追加や販売地域の拡大によって14のグローバルブランドを一層多くの患者さんにお届けできるよう注力していく。それらを通じ、持続的な成長に向けた新たな機会を創出していく。
 当然のことながら、何を行うかだけではなく、どのように行うかも、タケダにおいては重要だ。常に正しく行動するよう導いてくれるのは、「タケダイズム」と患者さん中心(Patient)、社会との信頼関係構築(Trust)、レピュテーションの向上(Reputation)、事業の発展(Business)という当社のバリューであり、このバリューに後押しされ、私たちは革新的な医薬品の創出のみならず社会への貢献を果たしていく。
 これまで私たちは色々な種を蒔いてきたが、真に特別なものが芽を出し始めている。タケダの潜在力を最大限に発揮できるよう、全従業員とともに本年も引き続き取り組んでいく。

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