ウパダシチニブ 関節症性乾癬のP3試験で好結果   アッヴィ

 アッヴィは13日、関節リウマチ治療薬ウパダシチニブの関節症性乾癬に対するP3相試験(SELECT-PsA2)で、主要評価項目および全ての重要な副次評価項目を達成したと発表した。
 同本試験は1種類以上の 生物学的製剤(bDMARD)で十分な効果が認められなかった活動性関節症性乾癬の成人患者を対象としたもの。投与12週時のACR達成率において、ウパダシチニブ群はいずれの用量群(15mgおよび30mg、1日1回投与)においても、プラセボ群と比較して、主要評価項目を達成した。
 また、全ての重要な副次評価項目については、プラセボ群との比較で、ウパダシチニブの両用量群において有意な結果が認められた。
 ウパダシチニブは、アッヴィが発見し開発した治療薬で、JAKを選択的かつ可逆的に阻害する1日1回投与の治療法として、関節症性乾癬およびその他の免疫関連疾患を対象に試験が行われている。
 アッヴィのバイスチェアマン兼プレジデントであるマイケル・セヴェリーノ医学博士(M.D.)は、「関節症性乾癬を有する患者のうち、非常に多くの人々が未だ治療目標を達成できていないため、新たな治療選択肢に対する明確なメディカルニーズが存在している」と指摘。
 その上で、「今回得られたデータから、多様な症状を呈する関節症性乾癬患者さんのアウトカムがウパダシチニブにより改善できる可能性があることが示された」との考えを示している。

タイトルとURLをコピーしました