国内でゾフルーザのインフル予防に関する効能追加申請     塩野義製薬

 塩野義製薬は16日、抗インフルエンザウイルス薬ゾフルーザのインフルエンザウイルス感染症予防に関する国内の効能・効果追加申請を実施したと発表した。
 今回の追加申請は、インフルエンザウイルス感染症患者のいる家族、または共同生活者を対象に行ったP3試験(国内予防投与試験:BLOCKSTONE試験)における、同薬のインフルエンザウイルス感染症の発症抑制効果および安全性の結果を基に行われたもの。 同効能・効果の取得により、ゾフルーザがインフルエンザウイルス感染症の治療だけではなく、予防でも新たな選択肢として期待される。
 現在、同薬の開発および販売は、ロシュグループとの提携下で進めており、日本と台湾における同薬の販売は塩野義製薬が、それ以外の国における同薬の販売ロシュグループが行う。
 同薬は、日本で製造販売承認を取得し、成人および小児におけるA型およびB型インフルエンザウイルス感染症を対象に製品名ゾフルーザとして販売している。
 米国では、12歳以上の合併症のない急性のインフルエンザウイルス感染症治療を適応として、製品名XOFLUZAとして販売されている。

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