住友理工は18日、東京ビッグサイトで25~27日の3日間開催される「第46回国際福祉機器展 H.C.R.2019」に、体圧分布センサー「SRソフトビジョン」シリーズを出品すると発表した。
今回は、住友理工独自開発の導電性ゴム(「スマートラバー(SR)」)を応用した体圧分布や、バランスが可視化できるシートセンサーなどが出品される。
車イス利用者や寝たきりの人にできやすい「床ずれ」は、体重で圧迫されている場所の血流が悪くなることで皮ふに傷ができるもの。重症化すると死の危険もあり、医療現場で問題となっている。
同シリーズは、外から見ることのできない体圧を簡易に可視化でき、この計測データをもとに、圧力を分散させるために効果的なマットレスやクッションの選定や、負担の少ない姿勢を検討するために活用できる。
また、7月に発売した同シリーズ「足圧版」も初出品。同製品は、座位や寝姿勢での計測を対象としていた従来品とは異なり、立位での体圧分布や圧力の中心が計測できるのが特長だ。
片麻痺患者のバランス能力の評価や整体院での施術効果測定、姿勢指導のツールなど、さまざまな用途での活用が見込まれている。
その他にも、体圧を検知し自動で体圧を分散してくれる、床ずれ防止マットレス「SRアクティブマットレス 体圧ブンさん」も出品。
会場では、これら利用者・介護者のQOL向上に貢献する製品を体感できる。