新薬情報

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コラテジェンの有用性とHGF遺伝子治療の展望  森下竜一氏(大阪大学大学院医学系研究科 臨床遺伝子治療学寄附講座教授)に聞く

重症虚血肢を対象としたHGF(肝細胞増殖因子)遺伝子治療薬「コラテジェン筋注用4㎎」(一般名:ベペルミノゲンペルプラスミド)が、9月10日、田辺三菱製薬から上市された。同剤は、アンジェスが創生した世界初の血管再生遺伝子治療薬、国内初の遺伝子...
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ロナセンテープの有用性と服薬指導のポイント 岩田仲生氏(藤田医科大学医学部医学部長・精神神経科学講座教授)に聞く

統合失調症治療は、服薬アドヒアランス不良による再発・再燃率の高さが大きな課題となっている。ある海外データでは、統合失調症治療における再発・再燃率は57.3%にも上り、統合失調症患者の2人に1人が再発・再燃を起こしている。こうした中、統合失調...
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処方箋と検査値 ②   門林宗男 (前兵庫医療大学薬学部教授・元兵庫医科大学病院薬剤部長)

Exif_JPEG_PICTURE ・病態及び処方薬に関連して処方箋に記載される臨床検査項目  処方箋に記載される臨床検査値は、患者が医療機関で受けた臨床検査の全てでないことが通例である。多くの場合、薬物投与にかかる用法・用量や副作用の早期...
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処方箋と検査値 ①   門林宗男 (元兵庫医科大学病院薬剤部長・元兵庫医療大学薬学部教授)

Exif_JPEG_PICTURE 1.処方箋に記載される臨床検査値の一般的な項目 処方箋に臨床検査値を記載する医療機関が増えてきた。その施設割合は5.1%(疾患名を処方箋に印字している施設は3.3%)で、お薬手帳に検査値を記載している医療...
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薬学・代表的8疾患を事例で学ぶ [Ⅰ] 糖尿病(diabetes mellitus) 門林宗男 (元兵庫医科大学病院薬剤部長・元兵庫医療大学薬学部教授)

Exif_JPEG_PICTURE 1.疾病の概要 糖尿病は、内因性インスリンの作用不足による慢性的な高血糖状態を主訴とする代謝性疾患群である。 (1)診断基準:次の4項目のいずれかを満たし、かつ翌日以降の再検査でも上記の条件を満たせば糖尿...