発達性協調運動障害児童向けトレーニングゲーム「トレキング」の参加型デモンストレーションお披露目会が3月9〜11日まで東京ビッグサイトで実施される。対象は、放課後等デイサービス/児童発達支援の施設運営者や、それ以外の児童向け施設。参加申し込みは、https://www.dcd-lab.jp/demo2022/
教育・福祉コンテンツメーカーのサムシンググッドが開発/販売する「トレキング」は、プロジェクションマッピングを応用した複合現実(MR)型の運動療育システムである。発達性協調運動障害によって「からだを動かす不器用さ」に困難を抱える児童は30万人に上る。自閉症やADHDの半数に併発の発達性協調運動障害(DCD)児童は小学生全体で20~30万人と言われ身近な障害で、児童福祉施設に通所する半数の児童に運動障害の可能性がある。
そこで、サムシンググッドでは、普段、集団でトレーニングしにくい児童に、①ゲームで体を動かし、脳と体を連携させる『かしこい体』を作って貰う!。 さらに、②運動トレーナーなど専門家がいない施設でも簡単にトレーニングできるゲームを目指してソフトウェアを開発した。
トレーニングゲーム収録内容
子どもたちの社会生活(=学校)は、「座り続ける座位保持」「下駄箱で靴を履き替える」「掃除」「鉛筆で書く」など協調運動が多数必要である。しかも、小学校には「体育」の授業があり、皆の前での協調運動が求められる。
身体の不器用さは不登校など二次障害の心配にもつながる。サムシンググッドは、「一人でも多くのDCD児童に同システムを利用して貰い、協調運動の発達度合いを上げてほしい」と訴求する。「トレキング」の特徴は、次の通り。
・8畳ほどのスペースで導入可能。・苦手意識なく児童に取り組める。
・導入は簡単。セットアップもサムシンググッドで実施する。
・新規児童の獲得、既存通所児童のコマ数増加を見込める。
・対象児童:幼稚園年中~小学6年生