国内の主要製造拠点で100%再生エネルギー由来の電力購入  武田薬品

 武田薬品は4日、本年5 月より日本の主要製造拠点である大阪工場と光工場(山口県光市)および、子会社の日本製薬の成田工場(千葉県)の3拠点で購入するすべての電力について、100%再生エネルギー由来への切り替えを達成したと発表した。
 これは、同社が掲げた環境サステナビリティへの取り組みおよびカーボンニュートラルへの重要なコミットメントの一環であり、2025年度までにタケダの事業活動からの温室効果ガス排出量を2016年度比で 40%削減し、2040年度までにタケダの事業活動に起因するすべての温室効果ガス排出量を、カーボンオフセットなしでゼロにするという目標に寄与するもの。
 今回の100%再生エネルギー由来の電力への切り替えにより、3拠点あわせて年間約4万トン、1 本の杉の木が1 年間に吸収するCO2の約 280万本分以上に相当する温室効果ガス排出量削減が見込まれる。
 これまでも3拠点では、運用効率がよい省エネルギー型の設備への切り替え、太陽光パネルの設置など、環境負荷の低減に向けて積極的に取り組んできた。
同社では、2019年度にバリューチェーン全体でカーボンニュートラルを達成している。今後も、引き続きすべての事業拠点およびサプライチェーン全体において環境負荷を軽減すべく継続的に活動していく。

 ◆武田薬品国内製造を統括するグローバルマニュファクチャリング&サプライ部門ジャパンヘッドのグレッグ・ティモンズ氏のコメント
 大阪府大阪市、山口県光市、千葉県成田市にある国内の主要製造拠点において、購入する電力を 100%再生可能エネルギー由来へと切り替えた。これにより、二酸化炭素削減目標の達成に向けて大きく前進することができた。
 かねてから進めているサプライチェーンでの二酸化炭素削減の取り組みとあわせて、当社の存在意義を果たすためのサステナビリティ(purpose-led sustainability)戦略をさらに推し進める。患者さんをはじめ、当社に関わるすべてのステークホルダーの皆様に向けてお約束するとともに、その決意を取引先の皆様や製造拠点の関係者に改めて示したいと思う。

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