中長期的な温室効果ガス排出削減目標がSBTイニシアチブからの承認取得  塩野義製薬

 塩野義製薬は4日、同社の中長期的な温室効果ガスの排出削減目標が、国際的な環境団体であるScience Based Targets(SBT)イニシアチブからの承認を取得したと発表した。
 SBTイニシアチブは、環境情報の開示に関するNGOであるCDP、国連グローバル・コンパクト(UNGC)、世界資源研究所(WRI)および世界自然保護基金(WWF)によって設立された国際的な共同イニシアチブである。
 SBTイニシアチブは、企業に対し、世界の平均気温の上昇を産業革命前に比べて2℃未満に抑えるという国際的な長期目標に向けて、科学的根拠に基づいた温室効果ガス排出削減目標の設定を推進している。
 塩野義製薬は、取り組むべきマテリアリティ(重要課題)として「環境への配慮」を特定し、「シオノギグループEHS ポリシー」に基づいて環境保護に貢献するための中長期的な行動目標を定めている。
 その中で、同社の温室効果ガスの削減目標が科学的根拠に基づいていることが認められ、今回の承認取得に至った。塩野義製薬の温室効果ガスの削減目標は、次の通り。
 ◆温室効果ガスの排出量(スコープ1+2)を2019年度と比較し、2030年度までに46.2%削減する
 ◆温室効果ガスの排出量(スコープ3、カテゴリー1:購入した製品・サービス)を2019年度と比較し、2030年度までに20%削減する。

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