多田氏ら令和2年度受章者奉告会・祝賀会開催 少彦名神社と大阪薬業19団体

奉告会 ・少彦名神社のご神体に受章を報告 左から多田氏、金田氏、桃谷氏

 多田正世大日本住友製薬会長の旭日重光章など大阪薬業19団体関係者の令和2年度叙勲・褒章・大臣表彰を祝う奉告会・祝賀会が1日、少彦名神社および大阪市内のホテルで開催された。
 今年の受賞者は、旭日重光章=多田正世大日本住友製薬代表取締役会長、旭日小綬章=金田忠行サンスター相談役、厚生労働大臣表彰=千草康一三田理化工業代表取締役、桃谷誠一郎桃谷順天館代表取締役社長の4氏。
 奉告会では、少彦名神社のご神体に4名の受章を報告した後、薬業界の加護が祈願された。

左から桃谷氏、千草氏、金田氏、多田氏


 引き続き場所を移して開かれた関西医薬品協会、大阪家庭薬協会、大阪化学工業薬品協会など大阪薬業19団体共催の受章祝賀会では、前川重信関西医薬品協会会長(日本新薬代表取締役社長)、吉村洋文大阪府知事の祝辞や記念品贈呈の後、多田氏が謝辞を述べた。
 その中で、前川氏は、まず、「皆さんの受章・表彰は、長年にわたる薬業界の発展や保健衛生への貢献に対する顕著な功績が認めらたもので、薬業界に携わる我々にとって大きな励みになる。重ねて心から御礼申し上げたい」と強調した。
 さらに、最近の新型コロナ新規感染者数過去最大更新にも言及し、「緊急事態に対応できる医療基盤、ワクチンや創薬基盤の重要性が改めて認識されている。医薬品関連産業としては、一致団結してこの危機を乗り越えられるよう尽力したい」と明言。その上で、「諸先輩方が築いて来られた成果を継承し、関西を大いに発展させて行かねばならない使命を改めて実感している。受章・表彰者の皆様には、今後とも健康にご活躍頂き、卓越した識見によるご指導・ご鞭撻をお願いしたい」と訴えかけた。
 吉村知事の祝辞を代読した氏内秀晃大阪府健康医療部生活衛生室長は、「ご参集の方々には、2025年大阪・関西万博を見据えて、住民の命と暮らしを守りつつ、大阪の発展にご協力いただきたい。受章者の皆様には、益々のご活躍を期待したい」と述べた。

謝辞を述べる多田氏


 多田氏は、「私は、50年前に住友化学に入社して、大阪で農薬事業のキャリアを積んだ。15年前に住友製薬に移籍し、大日本製薬との合併により医薬品事業と関わるようになった」と振り返り、「当時の大阪医薬品協会は新参者の私を受け入れて頂き、2018年副会長、2010年には会長にご推挙頂き、色々と経験させて貰った」と自らの経歴を紹介。
 最後に、「大阪薬業19団体の皆さんは、常日頃から健康を願う人々のために何ができるのか考えて行動をしておられる。このような方々に支えられて受章に至ったと受け止めている。社員や家族からの支援も不可欠である。ご支援いただいた皆さんに感謝を申し上げたい」と謝辞を述べた。
 

タイトルとURLをコピーしました