ロート製薬は、10月10 日の「目の愛護デー」に際して、「コロナ禍における子どもの目の調査」を実施した。調査は、10 月2日に、全国の子どもを持つ母親 30・40 代の539 名を対象に実施されたもの。
デジタル社会が進む中、新型コロナウイルス感染症も相まって日々の生活が変わる今、調査では、半数以上の子どものデジタル機器接触時間がさらに増加し、約5人に一人は子どもの視力の低下を感じていることが判明した。主な調査結果の概要は次の通り。
■コロナ禍で子どもについて気になること
コロナ禍において子供について気になることの設問では、「運動能力の低下（47.9％）」、「視力の低下（34.5％）」と続き、約3 人に一人は子どもの視力の低下を気にしていることが分かった。
■約5人に一人は子どもの視力の低下を感じている
新型コロナウイルス感染症の流行前、本年1月頃と比較し、約 5 人に一人（18.6％）は視力が悪くなっていると診断を受けたり、感じると回答した（図1）。さらに、小学生以上の子どもを持つ親では約4 人に一人（24.4％）が視力が悪くなっていると診断を受けたり、感じると回答した（図 2）。
■約55％の家庭では子どものデジタル機器接触時間が長くなった。
本年1月頃と比較し、デジタル機器接触時間が長くなったと回答した人は55.2％となった（図3）。「動画配信サービス等を見る時間が増えた（31.4％）」、「家にいる時間が増えた（30.1％）」が主な背景となった。なお、学年が上がるにつれこの傾向は顕著になり、小学生以上の子どもを持つ人は60.8％が長くなったと回答している（図4）。デジタル機器接触時間の長さと視力低下への感じ方に相関があると考えられる。
■現在、オンライン学習をしている子どもは約 11％。すでに約 3 人に一人が経験済み。
小学生以上の子どもを持つ人にオンライン学習の実施状況を聞いたところ、「現在実施している」と答えた人は11.4％に上った。
また、現在は行っていなくとも、経験をしたことのある子どもは20.5％で、すでに小学生以上の子どもの約3人に一人がオンラインでの学習を経験していることも分かった。
■約 64％は時間を定めるなど、デジタル機器との向き合い方に気を使っている
子供のデジタル機器接触において、気をつけている・対策していると回答した方は 63.6％となった。具体的な取り組みを聞いたところ、「使用する時間を定めている（41.6％）」、「部屋を明るくする（30.1％）」、「時々休憩を入れる（28.4％）」が上位となった。
目薬やサプリメントなどでケアする前にまずは各家庭の日常生活のなかで対策をしていると考えることができる。
■この調査を踏まえたロートお製薬の想い
新型コロナウイルス感染症に伴い、生活と共にデジタル機器との向き合い方も変わりつつある。子どもの年齢が上がるにつれ、さまざまな場面にてデジタル機器との接触の可能性が高まる。ロート製薬では、はこれまでも研究や目薬、食品など商品を通じて「見る」ことへのサポートをしてきました。今後も一人ひとりの「見る」をサポートするべく、日々取り組みを進めていく。
■子どもの目に関するWEB サイトの紹介
ロート製薬では、次のサイトで子どもの目にまつわる情報を提供している。
https://jp.rohto.com/kidseye/
